【サウジアラビアRC予想2024】2歳戦屈指の出世レース!アルレッキーノやヒシアマンなど出走予定馬を考察

今年で重賞として第8回目の開催となる「サウジアラビアロイヤルカップ」。重賞昇格になってまだ歴は浅いですが、一昨年の勝ち馬ドルチェモアは続く朝日杯FSを制し、その前年の3着馬スタニングローズはオークスで2着、20年の勝ち馬は皐月賞とダービーで3着のステラヴェローチェ、その前の勝ち馬も後のクラシックで活躍したサリオス、18年はG1・5勝のグランアレグリアなど名馬を数多く輩出しており注目度の高いレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

アルレッキーノ(牡2、国枝栄厩舎)

新潟1600mの未勝利戦を7馬身差で逃げ切ったアルレッキーノ。東京1800mのデビュー戦こそ2着に敗れましたが、3着馬には4馬身差を付けており、決してレベルは低くありませんでした。続く前走の未勝利戦も3着馬のミラーダカリエンテは先週のサフラン賞でも僅差の2着に好走しており、骨っぽい相手を全く寄せ付けずに快勝とこちらもレベルは高めです。いずれも主導権を握って逃げ切り勝ちを果たしており、スピード能力は上位。開幕週の絶好の馬場なら簡単には止まらないでしょう。

ヒシアマン(牡2、堀宣行厩舎)

札幌1500mの未勝利戦を6馬身差で圧勝したヒシアマン。同じ札幌1500mで行われたデビュー戦は2着に敗れましたが、差はクビ差とわずかで3着馬は5馬身突き放しており上位2頭が圧倒的という内容でした。続く前走の未勝利戦は好スタートから絶好の手応えで先行するも、中団に控えて折り合いに専念。直線では軽く仕掛けた程度で上がり3Fメンバー最速の脚を繰り出して抜け出して先頭に立ち、そのまま6馬身突き抜けて圧勝とこちらも圧倒的な内容で快勝。最終週の札幌から開幕週の東京替わりならパフォーマンスも一気に上がってくる可能性も高そうです。

マイネルチケット(牡2、宮徹厩舎)

中京1600mの未勝利戦を快勝したマイネルチケット。最内枠から上手く出て内を先行し、直線では内から外へ出してそのまま上がり3Fメンバー最速の脚で押し切る強い内容で快勝しました。初戦では返し馬で暴れ、最後の直線もまっすぐに走れずと幼さを見せていましたが、それでも0秒1の2着に食い込んできたのは力がある証拠でしょう。未勝利戦では鞍上の戸崎騎手が「跨ってみて返し馬から能力を感じました」と絶賛しており、やはりポテンシャルの高さは上位。キャリア全3戦は直線の長い左回りで、東京コースへの不安も少なめ。高い能力と適性が見込めるここは勝ち負けの期待十分でしょう。