2歳重賞の「サウジアラビアロイヤルカップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アルレッキーノ(牡3、国枝栄厩舎)
10/2(水)美浦・W(良)6F81.8-5F66.3-4F51.5-3F37.3-1F11.1(馬なり)
美浦のWコースで単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、ラスト1Fは11秒1をあっさりとマーク。気性は前向きですが騎手と息を合わせることは出来ており、しまいの手応えもまだまだ余裕がありました。1週前にはWコースで3頭併せを行ない、5F65.5-1F11.3の好時計をマークしてあわせた2頭の古馬を交わして最先着でゴール。気性を考慮して単走にした最終追いでは自分のリズムで走ることが出来ており、落ち着いた走りを見せたくれたのも好材料。ここまでの2戦は逃げていますが、控える競馬も出来そうなだけに注目したい1頭です。
アルテヴェローチェ(牡2、須貝尚介厩舎)
10/2(水)栗東・坂路(良)4F51.7-3F38.2-2F24.8-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。坂の序盤で物見をして上体が上がってしまうところが見られましたが、すぐに真っ直ぐに修正されラスト2Fは12.5-12.3の加速ラップでまとめてゴールしました。1週前は佐々木大輔騎手を背にCWコースで2頭併せを行ない、6F84.4-1F11.4をマークして併入。ここではラスト2F11.5-11.4の好ラップでまとめており、しまいの動きと時計は抜群です。デビュー前の6月上旬からみっちりと調教を消化し、デビュー戦時の追い切りからすでに速い時計をマークしていた素質馬です。引き続き好状態にあるここは連続好走の期待十分です。
フードマン(牡2、小栗実厩舎)
10/2(水)栗東・坂路(良)4F54.1-3F39.0-2F24.8-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。2歳1勝クラスの僚馬ミッドナイトゲイルとあわせて、外ラチを真っ直ぐに駆け上がってクビ差先着してゴールしました。1週前は松山弘平騎手を背にCWコースで2頭併せを行ない、6F82.1-1F11.7をマークして先着。長めから追われてしまいは強めに追ってと十分に負荷がかけられており、最終追いも軽めながら力強いフットワークでスピードも落とさずゴールと、輸送前の追い切りとしては上々の内容です。デビュー戦は重馬場でしたが、本来軽めの馬場でやりたい馬なだけに、開幕週の馬場でパフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。