【秋華賞2024】牝馬3冠最終決戦!ステレンボッシュやチェルヴィニアなど出走予定馬を考察

いよいよ牝馬三冠最終戦「秋華賞」が開催です。3歳世代のレベルを図る上でも見逃せない多くの競馬ファンが注目する一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ステレンボッシュ(牝3、国枝栄厩舎)

前走のオークス・2着から参戦するステレンボッシュ。阪神JF・2着、桜花賞・1着、オークス・2着とG1を3戦連続で連対しており、安定感は抜群。前走のオークスは前が流れたことで展開が向き、桜花賞でも鞍上のモレイラ騎手の好騎乗が光った影響が大きいなど、条件がハマったレースが続いているという印象もありますが、この世代の中では地力上位と見て良いでしょう。京都内まわりは初となりますが、操縦性の高い馬で、あっさりと対応してくれる可能性も十分。ひと夏越してどこまで成長したかも楽しみな1頭です。

チェルヴィニア(牝3、木村哲也厩舎)

前走のオークスを制し、G1初制覇を果たしたチェルヴィニア。桜花賞は5ヶ月の休み明けの影響もあってか13着に敗れましたが、オークスでは立て直して見事快勝。控えた馬に展開が向いたレースではありましたが、前が飛ばしていった中でも焦ることなくじっくりと構えて脚を溜め、外目でロスがありながらも上がり最速で差し切る強い勝ちっぷりでした。直線までしっかりと我慢させた鞍上のルメール騎手の手腕が光ったレースでもあり、引き続きルメール騎手が継続騎乗となるのも心強い点です。状態面が安定しないところがあるので、追い切りや当日のパドック、返し馬などはしっかりと確認しておく必要がありそうです。

クイーンズウォーク(牝3、中内田充厩舎)

前走のローズSを制したクイーンズウォーク。今年初戦のクイーンCでは後方から差し切り重賞初挑戦にして初勝利を達成。続く桜花賞は8着、オークスは4着と牝馬三冠戦線では結果を出せていませんが、ひと夏を越したローズSでは危なげないレース運びで快勝し、成長ぶりを見せつけました。オークス・4着も後ろに展開が向いた中を前々から運んで4着に粘り込みと、展開を考えれば強い競馬をしています。ローズSのようにスムーズに運べることができればパフォーマンスは一気に上がる馬で、今回も上積み含めて侮れない1頭です。