牝馬三冠最終戦「秋華賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
クリスマスパレード(牝3、加藤士津厩舎)
10/9(水)栗東・坂路(やや重)4F53.2-3F38.7-2F25.7-1F12.7(馬なり)
栗東坂路で単走。終始馬なりで調整程度の軽めの内容でしたが、弾むようなフットワークでリズムも良く、時計は出さずとも好調ぶりを感じさせる軽快さがありました。休み明けの前走紫苑Sをレコードで快勝しており、秋初戦から好仕上がりを印象付けていましたが、引き続き高いレベルで好状態をキープできていると見て良さそうです。激走の反動も見られませんし、前走の内容や間隔を考えると強めの負荷も必要なし。重賞連勝の期待は十分ありそうです。
セキトバイースト(牝3、四位洋文厩舎)
10/9(水)栗東・CW(やや重)4F50.3-3F35.9-1F11.4(馬なり)
藤岡佑介騎手を背に栗東CWコースで単走。前半から良いラップを刻んでしまいも11秒4でまとめてと、力のいる馬場でも難なくキレのある走りを披露。最後もしっかり追えばさらにキレていたと思わせる余裕があり、好仕上がりを印象付けています。秋初戦の前走はプラス14kgと馬体重を大きく増やしながらも軽快に逃げて3着に好走しており、仕上がり途上の中でも高いパフォーマンスを見せています。使った上積みと順調な調整過程から、確実に上昇ムードとみて良さそうです。
タガノエルピーダ(牝3、斉藤崇史厩舎)
10/9(水)栗東・坂路(やや重)4F56.4-3F39.9-2F24.9-1F12.0(馬なり)
団野大成騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬ダズリングブレイヴを先行させ、キレイなラップを刻んでしまいは12秒0の脚で内から交わして1馬身先着しました。全体時計は緩めですが、ラスト2Fは12.9-12.0と良い加速ラップで楽に相手に先着と、軽めながら内容は悪くありません。1週前にも坂路で2頭併せを行ない、4F55.3-1F11.9としまいは強めに追われてクビ差先着しており、先週・最終といずれもしまい重点に追われて併せ馬にしっかり先着できいる点は好感が持てます。前走のローズS・4着はまさに叩きの一戦という内容でしたが、確実な上昇を感じるここで本領発揮となりそうです。