エリザベス女王杯の前哨戦「アイルランドトロフィー府中牝馬S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ブレイディヴェーグ(牝4、宮田敬介厩舎)
10/10(木)美浦・W(やや重)6F81.2-1F11.2(強め)
美浦のWコースで3頭併せ。2頭の僚馬を前に置いて、道中は最後方で折り合いに専念。4コーナーで内に進路を取ると、直線は強めに追われてラスト1F11秒2の好時計をマークして併入しました。時計は自己ベスト更新で、動きも久々を感じさせない素軽さがあり良好です。昨年のエリザベス女王杯快勝後は脚部不安で思い通りにレースを使えず、約11ヶ月ぶりの実戦ということで状態面が最大の懸念となりますが、追い切りでは動き・時計ともに申し分なし。いきなりの激走も期待十分です。
ハーパー(牝4、友道康夫厩舎)
10/10(木)栗東・CW(やや重)4F51.2-3F36.5-1F11.4(強め)
武豊騎手を背に栗東CWコースで単走。前半はしっかりと折り合って脚を溜め、しまい重点に追われるとラスト2Fは11.6-11.4の加速ラップでまとめてゴールしました。1週前はCWコースで3頭併せを行ない、6F84.3-1F11.3をマークして最先着でゴール。2週前の追い切りでも外回して楽にしまい11秒1の脚でヨーホーレイク相手に先着しており、好内容の追い切りを連発しています。5週前から毎週のように速い時計を出しており、ここへ来ての本格化を思わせる動きと時計です。本番でのパフォーマンスに期待です。
コンクシェル(牝4、清水久詞厩舎)
10/10(木)栗東・CW(やや重)6F84.8-3F36.5-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬パドメを5馬身先行させ、道中は後方で折り合って追走。4コーナーで差を詰めると直線はラスト1F11秒7の脚で交わしてクビ差先着しました。1週前はCWコースで追われ、6F82.7-1F11.3の好時計をマーク。ラスト2Fは11.4-11.3の加速ラップをマークしており、スピードの持続力は健在です。1週前の時点であらかた態勢は整った印象で、最終追いはしまいの反応と伸びを確認する程度。久々の実戦も臨戦態勢は万全です。