【菊花賞2024予想】クラシック最後の一冠!ダノンデサイルやアーバンシックなど出走予定馬を考察

日曜の京都メインは牡馬クラシック最終戦の「菊花賞」です。3000mという長丁場で争われ、“最も強い馬が勝つ”と言われる注目の長距離G1です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ダノンデサイル(牡3、安田翔伍厩舎)

前走の日本ダービーを制し、G1初制覇を果たしたダノンデサイル。ダービー当日は単勝46.6倍の穴馬でしたが、1番人気を退けて快勝し、波乱を演じました。好スタートから好位4番手を追走し、マクリでペースが上がった際もロスなく内をまわって消耗度を最小限に抑える完璧なレース運びを展開。直線の決め手勝負もスムーズに最内を割って抜け出して2馬身差の完勝と、文句無しの勝ちっぷりでした。初の2400m戦で前半スロー、ラスト5Fが11秒台という超スローからの究極のヨーイドンでこの勝ち方なら、3000mの菊花賞でもこなせそうな気配十分です。

アーバンシック(牡3、武井亮厩舎)

前走のセントライト記念を制し、重賞初制覇を果たしたアーバンシック。これまでよりは前の位置に取り付き、位置を下げずに追走。直線は中山の急坂をもろともしない馬力で差し切って快勝と、強い勝ちっぷりで弾みを付けて三冠最終戦に駒を進めてきました。皐月賞・4着、ダービー・11着はいずれも後方からまくっていく競馬でしたが、前走で不器用な競馬を払拭。ルメール騎手の完璧な手綱さばきが光った一戦でもあり、コンビ継続なら信頼度も十分。鋭さ比べになりがちな近年の菊花賞ならこの馬の堅実な末脚は強みとなるでしょう。

メイショウタバル(牡3、石橋守厩舎)

神戸新聞杯を制し、重賞2勝目を果たしたメイショウタバル。日本ダービーは直前に左後挫石で無念の出走取消となりましたが、神戸新聞杯では1000m通過60秒のマイペースに逃げていき、そこからペースを落とさずのワンペース競馬で見事逃げ切って復活Vを達成しました。皐月賞では17着と殿負けを喫しており、逃げ馬らしくピンかパーのタイプという印象はありますが、血統的に長い距離は歓迎。マイペースで走ることができれば克服できるはずでしょう。