小倉記念・2着から参戦するコスタボニータは、昨年8着の雪辱を果たすべく今年も参戦。
前走の小倉記念は差しが決まる厳しい流れ中を重量ハンデを背負って先行し、クビ差の2着に好走。条件を考えると負けて強しの内容だ。2走前のマーメイドSでは10着大敗と崩れているが、スタートで出遅れたのが全てで、先行してしぶとく脚を使っていく得意のかたちに持ち込めなかった。
器用に立ち回れるタイプで小倉・福島・中山では持ち味が活きるが、大箱の東京コースではどうしても瞬発力不足が目立ってくる。今回も東京コースの克服が最大の課題となるだろう。昨年の府中牝馬Sはスローペースに泣かされての8着で、流れたペースなら押し切っても良い。
どうしても瞬発力勝負となると分が悪くなるので、前半からある程度積極性を見せていってもらいたいところ。得意なかたちはハイペースの消耗戦。東京1800mはカギとなるが、先週の前残り馬場は合いそうで、前走から1kg減の55kgで牝馬限定戦なら克服は十分可能だ。強気の競馬をすれば後方の馬を完封できる能力はあるはずなので、思い切った競馬を期待したい。