11月17日に京都競馬場で開催されるマイルCS(G1、芝1600m)に予備登録している英国馬のチャリン(牡4、R.ヴェリアン厩舎)は、10月19日にアスコット競馬場で開催されたクイーンエリザベス2世Cを完勝。この後は、米国のBCマイルか、日本のマイルCSのいずれかをラストランにフランスで種牡馬入りすることが決定。22日、英競馬専門メディア「レーシングポスト」などが報じた。
外国調教馬によるマイルCS参戦は、2011年のサプレザ(3着)、イモータルヴァース(7着)以来13年ぶりになる。
チャリンはダークエンジェル産駒の4歳牡馬。今年6月のクイーンアンSでG1初制覇を果たすと、8月のジャックルマロワ賞でG1連勝を達成。現在G1を4戦連続連対中で、欧州の現役最強マイラーの1頭として人気と注目を集めている。
マイルCSかBCマイルのいずれかは今後の状態次第となるが、同馬を管理するヴェリアン調教師は「(日本遠征を)実現させる方向で動いている」と日本遠征の可能性に言及。ラストランに定めたレースで有終の美を飾れるかに注目だ。