マイルCSの前哨戦「MBS賞スワンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

アグリ（牡5、杉山晴紀厩舎）

10/23（水）栗東・坂路（良）4F53.0－3F38.3－2F24.7－1F12.3（馬なり）

栗東坂路で単走。外ラチ沿いを力強くリズムの良いフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12秒4-12秒3の好ラップをマークしてゴールしました。1週前は斎藤新騎手を背に坂路で2頭併せを行ない、4F54.1-1F12.1をマークして併入。転厩初戦だった前走は熱中症の影響もあってか反応もひと息でしたが、今回は手応え・反応ともに良好で、併せ馬にもしっかりと先着。状態良化を感じ取れる今回は巻き返しが期待できそうです。

ダノンマッキンリー（牡3、藤原英昭厩舎）

10/23（水）栗東・CW（良）4F50.0－3F35.8－1F11.5（馬なり）

栗東CWコースで単走。前半から良いペースで飛ばしていき、直線も良い手応えと反応で伸びてラスト1Fは11秒5をマークしてゴール。直線はアタマ高めで手綱も引っ張って抑え気味でしたが、それでも11秒5と十分に切れる脚を披露。追っていればさらに弾けていたでしょう。1週前は松山弘平騎手を背に坂路で4F50.5-1F12.1をマークし、自己ベストを大幅に更新してきました。とにかくしっかりと脚を溜めることさえできれば、本番でも高いパフォーマンスが期待できそうです。

ダノンスコーピオン（牡5、福永祐一厩舎）

10/23（水）栗東・CW（良）4F53.1－3F37.1－1F11.1（馬なり）

栗東CWコースで単走。しまい重点に追われてラスト1F11秒1をマークしてゴール。流す程度の軽めの内容でしたが、時計は先週十分に出しているので問題なし。その1週前は坂路で一杯に追われて、4F49.8-1F12.9の好時計をマーク。レースでは追走力が不足している印象がありましたが、序盤から良いペースで飛ばして全体で速い時計を出してきたのは好感が持てます。近走は結果が出ていませんが、全体でここまで好時計をマークしてきたのは久々で、復調気配を感じさせてくれる追い切りを消化してきました。