2日は米国のデルマー競馬場で「ブリーダーズカップターフ」が開催。日本からシャフリヤールとローシャムパークの2頭が参戦する。
経験値なら海外挑戦6度目、さらに2年前のBCターフを制しているシャフリヤールが信頼度は高い。30日の朝の現地での調教では馬場で尻っぱねする姿を見せ、芝で4F55秒6を楽にマークと元気いっぱいの様子だ。
2021年にダービーを制し、翌年はドバイシーマクラシックを快勝し海外G1初勝利も達成し、ジャパンCでも2着好走と、4歳あたりまでは大舞台で活躍していた。5歳になってからは馬柱的に善戦マンになりつつあるが、今年初戦のドバイシーマクラシックでも6番人気の低評価を覆して2着に好走しており、やはりまだまだ力は上位。
武器は持続力ある末脚で、これを活かせる展開がベスト。今年は2年前のBCターフを制した先行馬のレベルスロマンスを筆頭に、前へ行きたい馬が揃っている。レベルスロマンスよりはスプリント力は高そうで、昨年の上位2頭が不在となる今年は苦戦せずに戦えるレベルだ。ペースが流れる可能性が高そうなメンバー構成となっている点も好材料で、3番ゲートからのスタートはちょうど良い。昨年のBCターフも内目から先行して3着に粘り込んでいるので、今年の条件でも勝ち負けは十分に期待できそうだ。
近走はアタマで買うのが難しくなってきた印象こそあるものの、4コーナーで壁に阻まれたり道中で大きなミスなどがなければ崩れる姿は想像し難く、馬券の軸としてはオススメしたい1頭だ。海外戦は【1-1-1-2】と安定しており、負けた2戦も4着・5着で大きくは崩れていない。この安定感とレース適性の高さから、ここはシャフリヤールを中心視した馬券で勝負するのが無難と見る。