【京都ジャンプステークス予想2024】年末の大舞台へ向けた重要ステップ!アサクサゲンキやスマイルスルーなど出走予定馬を考察

今週の京都競馬では障害重賞の「京都JS」が開催。1か月後に開催される中山大障害へ向けたステップレースとしての位置づけも強く、暮れの大一番を占う上でも見逃せない一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

アサクサゲンキ(セ9、音無秀孝厩舎)

昨年の京都ジャンプS・2着のアサクサゲンキ。前走の東京ジャンプは前半好位から進めて気配は良かったですが、途中からアタマを下げて手応えが悪くなって後退。4コーナーから直線も気配が上がらぬまま7着敗退と全く力を出せませんでした。道中折り合ってスムーズな競馬ができていれば結果は違っていた可能性はありますが、ここへ来て気の悪さが出たのはここでも不安材料となりそうです。2走前の京都ハイジャンプは好位追走から3着入線とスムーズなら結果は出せる馬なので、中間の動きなどから状態面を見極めて判断したいところです。

スマイルスルー(牡4、斉藤崇史厩舎)

前走の清秋ジャンプS・1着から参戦するスマイルスルー。芝・ダートの中距離路線を走ってきた馬でしたが、今年に入って障害へ転身。以降は2着、3着、2着と勝ちきれないまでも高い適性を示して上位争いを演じてきました。2走前の未勝利戦を好位から抜け出して2馬身半突き放して快勝すると、続く前走の清秋ジャンプSは序盤から逃げていく積極的な競馬でそのまま6馬身のリードを保ってレコードを3秒近くも更新して圧勝と、いきなりオープン戦を完勝。飛越にも慣れて3000m以上でも安定したスピード感で逃げ切ることが出来た今なら、重賞初Vも大いに期待できそうです。

オオキニ(牡5、鈴木孝志厩舎)

前走の清秋ジャンプS・2着から参戦するオオキニ。今年1月までは芝の中距離路線を主戦場としていた馬でしたが、春からは障害へ転身。以降は【1-2-1-0】と安定しており、適性は高め。前走の清秋ジャンプSは勝ち馬のスマイルスルーにこそ離されましたが、3着馬は4馬身突き放しており、レコードが出た速い展開の中でこの馬自身も好位から良い競馬をしています。飛越も当初よりかなり上手くなり、初のタフな中山コースも克服と上昇度の高さも魅力です。まだまだ伸びしろも期待できる馬で、重賞初挑戦でも楽しみは大きい1頭です。