【武蔵野ステークス2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

ダートマイルのG3「東京中日スポーツ杯武蔵野S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

エンペラーワケア(牡4、杉山晴紀厩舎)

11/6(水)栗東・坂路(良)4F53.8-3F38.6-2F24.6-1F12.1(馬なり)

栗東坂路で単走。ゆったりと入ってラストも流すようなかたちで12秒1をマークしてゴール。軽めの調整でしたが、1週前には坂路で2頭併せを行い、一杯に追われて4F51.6-1F12.0をマークして先着と、十分に負荷がかけられています。時計は前走の追い切りの方が出ていますが、中間は18本の時計をマークと本数を追われており、入念に調整されてきています。体質が弱いところがあって詰めて使えない馬ですが、じっくりと時間をかけて調整され、着実に上昇してきました。

カズペトシーン(牡4、池添学厩舎)

11/6(水)栗東・坂路(良)4F54.8-3F39.8-2F25.9-1F12.7(馬なり)

栗東坂路で単走。しまい重点に追われてラスト1Fは12秒7をマークしてゴール。時計だけ見れば平凡ですが、最後は騎手が手綱を抑えてブレーキをかけており、行かせていれば時計は出ていたでしょう。1週前には坂路で一杯に追われて4F52.4-1F12.3をマークしており、自己2番目の好時計を楽に出してきました。前進気勢があふれ出ており評価が分かれそうな1頭ですが、しまいの脚を活かせる競馬さえできれば勝ち負けも期待できる1頭です。後方から長くいい脚を使えて上がりの速さも文句なし。前半速い流れに対応できるかどうかがポイントとなりそうです。

サンライズホーク(セ5、牧浦充徳厩舎)

11/6(水)栗東・坂路(良)4F52.4-3F38.2-2F25.2-1F12.5(馬なり)

M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走。終始馬なりで流す程度の軽めの内容でしたが、1週前にはCWで強めに追われて7F95.6-1F11.7をマーク。長めから追われながらも6Fは79秒0と序盤から良いペースを刻んでいき、いったん息を入れてしまい強めに追われると、ラスト1Fは11秒7の好時計でゴールとしっかりと負荷がかけられました。中間は坂路とウッド併用で本数をこなしており、2週続けて主戦のミルコ騎手が手綱を握ってと、陣営の入念さが伝わる調整過程です。春から夏にかけては凡走続きでしたが、前走のテレ玉杯・3着から調子は良さそうで、上昇度も見込める今回は復活の走りが期待できそうです。