【ローレル賞2024予想】リオンダリーナ地力上位、小回り向きの先行力で川崎も克服可能

川崎競馬では12日、2歳牝馬重賞「ローレル賞」が開催。東京2歳優駿牝馬の前哨戦的位置づけとなるレースとなるだけに、見逃せない一戦となる。

無傷の4連勝で勢いに乗るリオンダリーナが主役と視て良い。前走の園田プリンセスカップでは枠入りを嫌がるところを見せ、道中もまだ遊びがある気配があったが、4コーナー手前から気合を入れられると一気にハミを取って伸びて逃げ切って快勝。序盤と道中は決してスムーズではなかったものの、終わってみれば2️着馬に5馬身差を付ける全く危なげない競馬で圧勝した。

その2着馬のラブミールイスは川崎オープンの初陣賞で2着、ホタル特別・1着など川崎で結果を出している川崎巧者。この馬を基準とするなら川崎のS2ならレベル的には難なく通用しそうな気配。初の1600m戦、初の左回りの川崎コースと舞台適性がどうかという懸念はあるが、園田プリンセスカップではコーナー4回のコースにもしっかりと対応できており、小回り向きの先行力も合う。

前走に続いて遠征になる点も気がかりだが、前走で長い距離の遠征もこなしているのは大きなプラス。北海道所属、または元北海道所属馬がここ6年連続で馬券に絡んでいることも考えると、遠征を大きな割り引き材料として捉える必要もないだろう。

前走の枠入りのトラブルで能力検査の再受検が科せられたが、これも無事に合格し、準備は万全。暮れの大舞台を見据えた状態での参戦となるが、ここは地力上位と見て有力視したい。