今週末は東京で2つの重賞レースが開催。中でも今年初となるG1レースのフェブラリーSは多くの競馬ファンが注目する一戦となるが、土曜メーンのダイヤモンドS(G3)も見逃せない一戦だ。東京の芝3400mで行われるダイヤモンドSは長距離の「マラソンレース」。「長距離レースは騎手の腕で決まる」という競馬の格言があるように、長距離のレースはいかに馬と折り合えるかが重要となる。
折り合いの上手い下手は騎手の性格によるところも大きく、当たりの柔らかいタイプの騎手はやはり折り合いを付けるのが上手い。その分攻めに関しては下手な部分もあるので一長一短ではあるのだが、長距離に関してはやはり折り合える点が大きな武器となる。当たりの柔らかい騎乗で有名なのは横山典弘騎手や武豊騎手、蛯名正義騎手がいる。逆にキツイタイプは岩田康誠騎手や小牧太騎手、C.ルメール騎手などがあげられる。
横山騎手×カムフィー、長距離巧者コンビに期待!
中でも長距離実績が目立つのは横山騎手。イングランディーレでの天皇賞春や、セイウンスカイでの菊花賞など長距離G1で優れた実績を残しており、2015年天皇賞春では最後方から超ロングスパートをかけて勝利を飾っている。今回ダイヤモンドSで横山典弘騎手が騎乗するのはカムフィー(牡7)だ。昨年のダイヤモンドSの3着馬で長距離適性はバッチリ。昨年のダイヤモンドSは柴田善臣騎手とのコンビで挑んだが、前走のステイヤーズS(G2、中山・芝3200m)では横山騎手との初コンビで2着に健闘して見せ、騎手との相性・長距離適性ともに手応えをアピールした。折り合い、ペース配分とも申し分ないレースをして見せた前走の内容からも、横山・カムフィーコンビは馬券に組み込んでおきたい存在だ。