ことごとく予想を外す逆神ぶりから、“粗品の呪い”として多くの競馬ファンから恐れられているギャンブル大好き芸人の霜降り明星・粗品。
夏は適度に的中し、挙げた本命馬も勝ちきれずとも好走するなど、予想の精度が上がってきていた。しかし、先月の天皇賞秋では本命馬として挙げた1番人気のリバティアイランドが13着に大敗し、久々に「粗品の呪い」がXでトレンド入りした。この秋は人気馬を本命馬に挙げることが多かったが、惨敗続き。ようやく“逆神らしさ”が出てきた印象だ。
気になるのは今週のマイルCSだが、昨年はソウルラッシュを本命視し、的中こそ逃したものの馬は2着に好走。ソウルラッシュとシュネルマイスターの2頭軸と絞った馬券で勝負したのはさすが馬券師といったところだが、妙味ある1・3着馬もひろえていただけに悔しい結果となった。
今年も昨年出走したソウルラッシュが参戦。粗品は今年の安田記念でもソウルラッシュを本命視し、マイラーズSでも本命視しているように、実力を高く評価している。重賞は12戦して【3-3-2-4】と安定しており、実際軸馬としては高い信頼度を誇っていると言っていい。今回も本命視してくる可能性は十分にあるだろう。
前哨戦の前走、富士Sでは2着としっかりと結果を出してきており、最大目標となるここへ向けて順調に調整されてきた。ここまでの調整過程、週末の雨予報などを考えるとここも崩れる姿は想像し難い。高い信頼度を持って有力視できる1頭と言えよう。
高く評価すれば馬券的中に繋がる1頭であり、粗品自身にとっても相性の良い馬。本命馬の最有力候補には挙がってくる可能性は高い。苦杯をなめた昨年の雪辱を果たし、再び潤いを取り戻すことはできるのだろうか。彼の予想を待ちたい。