船橋競馬所属の森泰斗騎手が現役を引退することが明らかになった。15日、千葉県競馬組合が発表した。
11月25日~28日の船橋競馬をもっての引退を希望し、森騎手本人が申し出を行ったとのことだが、具体的な引退理由については明かされていない。今年は277勝で全国トップを走っており、国内トップクラスの名手として人気を集めていた。地方競馬通算4430勝を挙げ、先月25日には本人のXのアカウントで「なるべく早く通算4500勝にたどり着きたいと頑張っております。」と記録達成へ向けて前向きなコメントも残していたが、突然騎手生活に幕を下ろすこととなった。
12月16日に引退セレモニーが実施されることが決まっており、詳細については改めて公表される予定となっている。
森騎手は1998年4月18日に足利競馬で佐野和伸厩舎所属として騎手デビュー。2000年に一度騎手免許を返上し、翌2001年に騎手免許を再取得し再デビューを果たした経緯がある。2003年の足利競馬廃止に伴い、宇都宮競馬へ移籍するも、2005年には宇都宮競馬場も廃止となり、以降は船橋・松代眞厩舎の所属騎手として活躍してきた。
2016年、2019年、2020年、2021年と5回のリーディングを獲得し、南関東では2014~2016年、2018年~2022年の8度リーディングに輝いた。今年も着実に勝利を重ねて全国トップを走っていただけに、SNS上ではファンから惜しむ声が多く上がっている。
今後の活動や引退理由についてなど、森騎手本人からの声明を待ちたい。