26日(日)はサマースプリントシリーズの第5戦「キーンランドカップ」が札幌競馬場で行われます。勝ち馬にスプリンターズSの優先出走権が与えられることもあり、秋のG1を目指してここから始動する馬も多いのではないでしょうか。
高松宮記念・2着のレッツゴードンキ(牝6、梅田智之厩舎)もそのうちの1頭。昨年の高松宮記念で2着、秋のスプリンターズステークスでも2着に入着し、改めて短距離界で強さを示しました。
昨年は夏は休みましたが、一昨年2016年は函館スプリントステークス(3着)、キーンランドカップ(3着)、スプリンターズステークス(9着)と夏競馬を使ったローテーションでした。今年は一昨年と同じローテーションといことで、キーンランドカップは大目標のスプリンターズステークスへ向けた叩きの一戦だとは思いますが、夏は走れる馬ですし、実績はここでは一枚抜けた存在となります。
3ヶ月の休み明けということで状態が気になるところですが、8月5日から追い切りを再開しており、16日の1週前追い切りで4本目をこなしました。函館の芝コース(稍重)で5ハロン63秒4-11秒3と久々にしては動けているので、悪い印象はありません。
2016年の3着という実績からも洋芝適性に不安はなく、かみあわなかった前走のヴィクトリアマイルからの距離短縮もプラスに働く可能性は高そうです。
鞍上は今回も主戦騎手の岩田騎手の予定となっております。先月末の札幌開幕週でゲート内で足をぶつけて骨折するトラブルがありましたが、無事に復帰して同馬とのコンビで参戦予定です。乗り替わりとなればそれはそれで面白そうとも思いましたが、北海道は得意な岩田騎手ならとくに割り引く必要はないでしょう。
その他の有力馬には函館スプリントS・3着のナックビーナス、京王杯スプリングCをレコード勝ちしたムーンクエイクがおり、このあたりが人気を分け合うライバルとなりそうですが、これまで戦ってきた相手を比べると脅威となるような相手というわけでもありません。大きな割引材料がない限りはレッツゴードンキを中心とした馬券で間違いなさそうな気もします。
馬格もありパワフルな走りをする牝馬ですが、性格は人懐っこく、助手の服に噛み付いたり、カメラに寄ってカメラアピールをするなど、個人的には非常に大好きな馬でもあるレッツゴードンキ。前走のヴィクトリアマイルでは最後まで取捨に迷いましたが、条件的には合わないと判断して馬券には組み込みませんでした。条件が好転する今回はしっかりと馬券に組み応援したいと思います。