日本競馬最大級のビッグレース「ジャパンC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ジャスティンパレス（牡5、杉山晴紀厩舎）

11/20（水）栗東・坂路（良）4F54.6－3F39.8－2F25.8－1F12.6（馬なり）

栗東坂路で単走。ゆったりと入ってしまいも軽く流す程度の軽めの内容でしたが、先週時計を出して負荷はかけられているので問題なし。その1週前はC.デムーロ騎手を背に坂路で2頭併せを行い、4F51.6-1F12.5をマークしてクビ差先着。馬なりながらも自己ベストを1秒以上も更新する絶好の時計で、先行させた併せ馬にもしっかり先着してと、時計・動きともに申し分ありません。もともと攻め動くタイプの馬ではありますが、それでもいつも以上の気配を見せてきたここは絶好調と見て良さそうです。

スターズオンアース（牝5、高柳瑞樹厩舎）

11/20（水）美浦・W（やや重）5F65.8－4F50.7－3F36.4－1F11.7（馬なり）

美浦のWコースで2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬リプレゼントを追走し、最終コーナーで内に入って並びかけると、ラスト1Fは11秒7の脚で伸びて併入しました。負荷は軽めでしたが、1週前には川田将雅騎手を背にWコースで3頭併せを行い、6F81.3-1F11.3の好時計をマークして2頭に先着。時計は自己ベストを大きく更新する好時計で、先行させた2頭を最内から鋭い伸び脚で差し切る内容も文句無しです。キャリア初の着外となったドバイシーマC・8着以来8ヶ月ぶりの実戦となりますが、課題であったモタれ癖も気にならず、抜群の時計と動きで復活をアピール。反逆の態勢は整っていると見て良さそうです。

シンエンペラー（牡3、矢作芳人厩舎）

11/20（水）栗東・坂路（良）4F52.8－3F37.9－2F25.1－1F12.4（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬ビダーヤを追走し、内に入ってラスト1Fは12秒4の脚で並びかけて併入。時計は出していませんが、併せ馬の後ろにピタリとつけて仕掛けて併入と動きは良好です。1週前は坂井瑠星騎手を背にCWをコースで3頭併せを行い、6F81.2-1F11.0の好時計をマークして最先着でゴール。びっしり追われてしまいは11秒0の猛時計を叩き出しており、十分負荷がかけられています。凱旋門賞12着から立て直しての一戦となりますが、しっかりと力を出せる状態に仕上げてきた印象です。