中京競馬の開幕を飾る重賞はダート王者決定戦「チャンピオンズC」です。例年、国内トップのダート馬が揃う一戦ですが、今年はどんな馬が集まったのでしょうか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
レモンポップ(牡6、田中博康厩舎)
昨年の覇者レモンポップは連覇を狙って今年も参戦。今年初戦のサウジCでは12着に大敗しましたが、国内に戻ってさきたま杯を圧勝、続く前走の南部杯も鮮やかな逃げ切りで連勝と、やはり国内ダートでは負け知らず。今回のチャンピオンズCがラストラインとなりますが、1週前追い切りでは6F79.5-1F11.5の猛時計をマークし、最後の最後まで抜かりない態勢です。2010年、2011年にチャンピオンズカップを制したトランセンド以来の連覇を果たし、有終の美を飾れるかに注目です。
ウィルソンテソーロ(牡5、小手川準厩舎)
昨年の2着馬ウィルソンテソーロは雪辱を果たすべく今年も参戦。昨年のチャンピオンズCでは12番人気とまだ伏兵的な立場でしたが、レースでは出遅れながらも後方でしっかりと脚をためてラストはあがり最速の脚で追い込んで2着に食い込む大激走を見せました。今年は帝王賞・2着、コリアC・2着、そして前走のJBCクラシックでは後続に4馬身の差をつける圧勝劇を演じるなど国内外のダート中距離重賞戦線で大活躍しており、この1年で大きく成長。引退するレモンポップに引導を渡し、昨年2着の雪辱を果たせるかに注目です。
サンライズジパング(牡3、音無秀孝厩舎)
前走のみやこS・1着から参戦するサンライズジパング。春はクラシックにも出走していた馬でしたが、9月の不来方賞からダートへ転身し、これを3馬身差をつけて圧勝。続くジャパンダートクラシックでは勝ち馬に差はつけられたものの3着を確保し、ハイレベルなダート重賞戦線でも戦えることを証明しました。前走のみやこSでは3番人気と評価はまだそこまででしたが、レース本番では外を回るロスがありながら長く脚を使って快勝。この馬の実力とダート適性についてはもはや疑う余地はないでしょう。ストライドが広くあまり器用なタイプではありませんが、中京ならコースに苦戦することもなさそうです。全4勝中3勝を挙げる武豊騎手との再コンビで、G1初制覇を狙います。