京都競馬の土曜メインは芝2000mで行われるG3「チャレンジC」です。秋のビッグレースに出れなかった馬が参戦してくることも多く、混戦模様のメンバー構成となることもしばしば。今年は一体どんなメンバーが集まったのでしょうか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ダノンエアズロック(牡3、堀宣行厩舎)
前走の毎日王冠・6着から参戦するダノンエアズロック。6着に敗れはしましたが、内前有利という競馬を馬群で我慢し、最後まで諦めずに追って0秒3差なら悲観する必要は無いでしょう。ややズブいところがありエンジンがかかるまでに時間を要するタイプですが、スピードに乗ってしまえばしまいの脚は強烈。内回りで大きなストライドを活かせるかという懸念はありますが、早めに動くことができれば十分にチャンスがありそうです。
マキシ(牡4、辻野泰之厩舎)
前走のケフェウスS・2着から参戦するマキシ。走破時計は1分58秒5は優秀で、休み明けで18kgの馬体増という条件を考えれば十分な内容です。3歳時にはそこまで結果を出せていませんでしたが、古馬となった今年は走った5戦オール馬券圏内と安定しており、ここへ来て本格化の兆しを見せています。前走は状態面が整いきっていなかった中でも先行して2着に好走と力を示しており、状態面の良化が見られれば前走以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。血統背景からポテンシャルも期待できる馬で、悲願の重賞Vへ向けて期待したい1頭です。
ラヴェル(牝4、矢作芳人厩舎)
前走のエリザベス女王杯・2着から参戦するラヴェル。昨年はデビュー2戦目のアルテミスSであの三冠牝馬のリバティアイランドに土をつけて快勝し、重賞初制覇を達成。以降は勝ち星から遠ざかって不振にあえいでいましたが、前走のエリザベス女王杯では中団追走から勝負どころで外から伸びて2着に激走を果たしました。G1で結果を出したとは言え、一度の激走だけでは信じきれないというところもあり、ここは試金石の一戦となりそうです。京都の内回りでどこまで噛み合うかがカギとなりそうですが、前走で復活の兆しをつかんでいるなら、ここでも勝ち負けの期待十分でしょう。