【JRAチャンピオンズカップ2024】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

中京競馬の開幕週を飾るのは秋のダート王者決定戦「チャンピオンズC」です。日本ダート界最高峰のレースと位置付けられており、例年その年度を代表するダート馬が集結し、熱戦を繰り広げます。今回は過去10年間のデータをもとに、チャンピオンズカップの傾向を探っていきたいと思います。

■伏兵がしばしば台頭

人気は「1番人気」が最多の3勝を挙げており、連対数も最多です。3着内の回数は「3番人気」が最多となっています。「2番人気」は2勝、「3番人気」は1勝と上位人気の勝率はやや低めで、人気薄の台頭がしばしば見られます。「6~9番人気」は1・2着が2回ずつ、3着3回とよく絡んでいますので、このあたりの人気薄が狙い目となりそうです。2019年のように3番人気以内の3頭で決まる堅実な決着もありますが、10万馬券以上の三連単は4回と波乱の頻度も少なくありません。伏兵馬の食い込みには警戒しておきたいところです。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 3 0 4
2番人気 2 0 0 8
3番人気 1 3 3 3
4番人気 1 1 0 8
5番人気 0 0 1 9
6~9番人気 2 2 3 33
10番人気以下~ 1 1 3 61
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 1 0 0 2
2.0~2.9倍 0 1 0 0
3.0~3.9倍 2 2 0 3
4.0~4.9倍 1 2 1 3
5.0~6.9倍 1 0 0 9
7.0~9.9倍 1 1 2 8
10.0~14.9倍 2 1 2 11
15.0~19.9倍 1 0 1 10
20.0~29.9倍 0 1 0 14
30.0~49.9倍 0 1 2 17
50.0~99.9倍 1 1 1 20
100.0倍以上 0 0 1 29
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2014 9,020 円 70,890 円
2015 36,260 円 318,430 円
2016 4,800 円 85,980 円
2017 9,400 円 158,490 円
2018 3,890 円 27,310 円
2019 1,820 円 8,980 円
2020 11,170 円 206,940 円
2021 1,100 円 52,660 円
2022 10,130 円 81,360 円
2023 32,020 円 1,902,720 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 レモンポップ 2.4
2 ウィルソンテソーロ 4.5
3 サンライズジパング 8.3
4 ヤマニンウルス 11.8
5 ペプチドナイル 18.6
6 ハギノアレグリアス 19.9
7 ガイアフォース 26.4
8 クラウンプライド 29.7
9 セラフィックコール 33.4
10 ラムジェット 38.9
11 ドゥラエレーデ 42.3
12 テーオードレフォン 46.7
13 ペイシャエス 54.4
14 ミックファイア 59.8
15 スレイマン 74.1
16 メイショウハリオ 79.1
17 アーテルアストレア 89.9
18 グロリアムンディ 110.3
19 ミトノオー 132.6
20 ブレイクフォース 187.8

■外枠不利&先行有利

コースは中京のダート1800mを使用。枠は「3枠」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内は「2枠」が最多となっています。「7枠」は0勝、「8枠」は3着内が1回と外枠が不振です。砂を被らない外枠はダートにおいては優勢となるケースも多いですが、4つのコーナーを通過する同コースにおいては外枠が不利になりやすい傾向にあるようです。

脚質は「先行」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内も最多です。直線は長く急坂もあるため「差し・追い込み」もよく決まっていますが、最初のコーナーから向正面にかけての上り坂が影響するためかペースは緩みやすく、先行勢向きの展開となるケースが目立ちます。「逃げ」も3着内が4回で粘り込むケースも多め。強い先行タイプ、逃げ馬候補には注視したほうがよさそうです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 2 2 13
2枠 2 2 2 14
3枠 3 0 2 15
4枠 1 1 0 18
5枠 2 1 1 16
6枠 1 1 2 16
7枠 0 3 1 16
8枠 1 0 0 18
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 0 3 8
先行 4 4 5 23
差し 3 2 1 50
追い込み 2 4 1 45

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 0 2 4
-9~-4kg 0 1 1 14
-3~+3kg 6 4 4 46
+4~+9kg 2 3 3 44
+10~+19kg 2 2 0 15
不明・初出走・未更新 0 0 0 3
今回減 1 3 5 33
同体重 1 1 2 16
今回増 8 6 3 77

■「5歳」に注目

年齢は「5歳」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「3・4・6歳」もそれぞれ2勝ずつを挙げており、どの年齢の馬も満遍なく好走していますが、「5歳」はとくに好成績です。また、「7歳以上」は連対数が1回と好走数は少ないため、割り引き材料として捉えてもよさそうです。

性別は、8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。「牝馬」は3着内が1回のみとなっており、ほとんど絡みません。所属は「栗東」が7勝を挙げており、関西馬が優勢です。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 2 2 2 12
4歳 2 1 1 36
5歳 4 2 3 26
6歳 2 4 2 25
7歳 0 1 2 17
8歳以上 0 0 0 10
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 8 9 8 111
牝馬 1 0 0 6
セン馬 1 1 2 9
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 3 2 2 20
栗東 7 8 8 102
地方 0 0 0 1
外国 0 0 0 3

[該当馬] 5歳馬

  • アーテルアストレア
  • ウィルソンテソーロ
  • ガイアフォース
  • クラウンプライド
  • テーオードレフォン
  • ブレイクフォース
  • ペイシャエス

■前走レースは「JBCクラシック」が中心

前走レースは、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内が最多の「JBCクラシック」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内も最多となっています。勝ち馬は9頭全てが前走「5着以内」だった馬でした。勝ち馬は、前走で掲示板内に好走していることが必須条件と言えそうです。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
JBCクラシック 4 4 1 27
マイルChS南部杯 3 2 1 7
シリウスステークス 1 0 0 7
JBCLクラシック 1 0 0 3
日本TV盃 1 0 0 2
みやこステークス 0 2 4 29
武蔵野ステークス 0 2 0 25
JBCクラシック 0 0 1 5
JBCスプリント 0 0 1 2
エルムステークス 0 0 1 1
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 0 0 1 10
G2 0 0 1 0
G3 1 4 5 63
リステッド/オープン 0 0 0 4
海外 0 0 0 6
地方 9 6 3 43
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 4 3 1 33
2着 1 1 2 12
3着 2 3 2 15
4着 2 0 1 12
5着 1 1 0 14
6~9着 0 2 2 23
10着以下~ 0 0 2 17

[該当馬] 前走がJBCクラシックだった馬

  • ウィルソンテソーロ(1着)
  • メイショウハリオ(2着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は「M.デムーロ」が唯一2勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。他に目立って好成績を挙げている騎手はおりませんので、騎手についてはフラットな目線で予想したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
M.デムーロ 2 0 0 5
戸崎圭太 1 1 0 4
大野拓弥 1 0 1 2
坂井瑠星 1 0 1 0
松山弘平 1 0 0 7
幸英明 1 0 0 6
R.ムーア 1 0 0 5
川田将雅 1 0 0 4
石川裕紀人 1 0 0 0
C.ルメール 0 2 0 6