今週日曜中山9レースに組まれているのは、芝1200mで行われる3歳以上3勝クラスの南総ステークスです。

過去5年のデータでは2021年以外はハンデ戦で行われていたこともあり、傾向が異なる部分もありますが、逃げ馬が1勝・2着2回と連対率が高く、今年の出走予定馬ではダイワメジャー産駒の5歳牝馬ウォータールグラン、生粋の逃げ馬ではないものの展開次第でハナもあるダンカーク産駒の3歳牝馬カピリナに注目しておきたいです。

特にカピリナは兄に重賞勝ち馬のレイハリアがいる血統背景で、ダート短距離でも結果を出してきましたが、ここ3戦は芝のスプリント戦で2勝・3着1回と高い勝率を誇っているだけに、出走なら馬券検討には欠かせない1頭といえそうです。

馬齢別でみても3歳馬が3勝・2着1回と相性がいいレースだけにカピリナには追い風といえるデータといえます。

3歳馬ではファインニードル産駒の牝馬フィオライアも、デビュー戦から取り消しをのぞくと5戦して3勝・2着2回と連を外しておらず、カピリナとともに55kgで出走できるのは有利といえます。

セン馬は2着が最高で勝利がないだけに、このクラス2着の実績もあるインヴィンシブルスピリット産駒の6歳馬ブルースピリットは実績上位ではありますが、脚質的にも追い込み一辺倒で大敗があるため、取捨選択が難しい1頭といえそうです。