2歳マイル王決定戦「朝日杯FS」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
アルテヴェローチェ(牡2、須貝尚介厩舎)
12/4(水)栗東・CW(良)6F80.1-3F35.8-1F11.1(馬なり)
武豊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬ユティタムを大きく先行させ、序盤から良いラップを刻みつつ脚を溜めて追走。直線はラスト1F11秒1の末脚で一気に差を詰めてクビ差遅れてゴールしました。相手には遅れたものの、時計は優秀。2週前も武豊騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F80.3-1F11.4の好時計をマークして1頭に先着、もう1頭に半馬身遅れてゴールしました。武豊騎手が念入りにコンタクトを取っている点は好感が持てますし、先週・最終と好時計を連発しており気配は良好。
トータルクラリティ(牡2、池添学厩舎)
12/4(水)栗東・CW(良)6F81.1-3F37.0-1F11.5(馬なり)
北村友一騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ピストンボーイを先行させ、道中はリズムを重視して追走。直線はしっかり追われてラスト1F11秒5の脚であっさりと交わして2馬身半先着しました。前走の最終追いでもしまい重点に追われ、重馬場のCWでラスト1F11秒9としまいは力強く伸び伸びとした走り。この時の追い切りではまだ道中はなだめながら我慢させていましたが、今回は道中もスムーズ。3ヶ月ぶりですが太め感はなく、好状態を印象付けています。
パンジャタワー(牡2、橋口慎介厩舎)
12/4(水)栗東・CW(良)6F80.1-3F36.6-1F11.8(馬なり)
松山弘平騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬レプンカムイと、同じく古馬3勝クラスのサトノクロークを先行させ、道中は最後方で折り合って追走。直線半ばで楽々と内から突き抜けて、ラスト1F11秒8の脚で2頭に2馬身差を付けて先着しました。全体もしまいも時計は優秀で、終始手綱は持ったままの馬なりながらも抜群の伸びを見せて併せ馬を圧倒と、時計・動きともに申し分ない内容です。マイルへの距離延長ということで道中は最後方で我慢を効かせる追い切りを消化しており、それに馬もしっかりと応えられている印象。マイルでも高いパフォーマンスが期待できそうです。