中央では貴重なダートスプリント重賞「カペラS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
ガビーズシスター(牝3、森一誠厩舎)
12/4(水)美浦・坂路(良)4F53.8-3F38.3-2F24.8-1F12.1(馬なり)
吉田隼人騎手を背に美浦の坂路で2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬フラミニアを追走し、直線は外の相手にピタリと付け、内からラスト1F12秒1の脚で半馬身交わして先着しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、6F82.2-1F11.7の好時計をマークして先着。鞍上も乗りやすそうで終始折り合いはスムーズでした。夏頃からしまいの手応えが良くなりレースでも結果が出てきた印象。今回も負荷は軽めですがしっかりとしまいは速い脚を使えており、力は発揮できる好状態にありそうです。
クロジシジョー(牡5、岡田稲男厩舎)
12/4(水)栗東・坂路(良)4F53.3-3F38.7-2F24.9-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。時計は相変わらずそこまで出ていませんが、力強さとバネのあるフットワーク、ほどよい前進気勢を見せてと動きは軽快です。1週前は坂路で一杯に追われ、4F53.2-1F12.4をマーク。ラスト2Fは12.5-12.4の加速ラップをマークしており、力の要る重馬場でしたがやはりここでもフットワークは軽快です。時計はそこまで出さずともラップはキレイで、フットワークの質の高さが魅力。実際レースでも堅実にしまいは伸びており、万全の態勢を整えてきている今回も見せ場を作ってくれそうです。
クインズメリッサ(牝6、宮本博厩舎)
12/4(水)栗東・坂路(良)4F53.1-3F38.4-2F24.7-1F12.1(馬なり)
藤懸貴志騎手を背に栗東坂路で単走。序盤はゆったりと入りましたが、しまい重点に追われてラスト2Fは12.6-12.1の加速ラップでまとめてゴールしました。1週前も藤懸騎手を背にCWコースで追われ、6F86.1-1F11.3をマークしてゴール。前半で脚を溜め、しまいで弾けてというこの馬の特性を意識した追い切りを消化できており、万全の態勢を整えてきている印象です。鞍上の藤懸騎手とのコンタクトはスムーズで、同馬の力を存分に発揮してくれそうな気配です。