牝馬のハンデはプラス2kgで考える、と以前聞いたことがあります。そうしてみると今回は別定にもかかわらず57キロを背負うウリウリは牡馬換算だと59キロです。これはきつい。前走の京都金杯を勝っているウインプリメーラが55キロ。そして昨年のフィリーズレビュー勝ち馬でもあり秋華賞2着馬のクイーンズリングも出走予定ですがこちらは56キロ。

これだけ見てもウリウリがいかに酷な斤量かがわかります。ハンデ戦ではないので、分かっていて出走するんでしょうが、ここは叩き台と見たほうがよさそうです。本命は四位騎手騎乗のウキヨノカゼ。この馬に併せて復帰時期を調整したのじゃないかというツッコミもしたくなるほど相性抜群です。

オンファイア産駒で母父フサイチコンコルド。それが中央のスプリントG1で3着。競馬は面白いというか奥が深いです。中距離馬に出ても不思議はないように思える配合です。

スプリンターズSからの休み明けにはなりますが、斤量55キロ。京都の芝も4勝かつ連対率が50%以上と安定感抜群です。単勝はウリウリ、ウキヨノカゼ、クイーンズリング、ウインプリメーラあたりで分散しそうなので、妙味もあります。

前回と比べると距離が1ハロン延長になりますが、もともとクイーンカップ勝ち馬ということもありマイルまでの適性は十分。春の大目標は高松宮記念かとは思いますが、ヴィクトリアマイルまでは問題なくこなせると見ます。