グランプリレース「有馬記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ドウデュース(牡5、友道康夫厩舎)
12/18(水)栗東・P(良)6F82.6-5F65.4-4F50.5-3F37.4-1F11.5(馬なり)
栗東Pコースで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬バズアップビートを2馬身先行させ、直線半ばで内から並びかけると、ラスト1Fは11秒5の脚で伸びて楽々と併入しました。強くは追っておらず、最後のギアは温存したかたちの追い切りを消化しました。1週前は武豊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せを行い、7F96.7-1F11.0をマークして1馬身先着しました。道中はキレイなラップを刻んでおり、しまいも11秒0とキレも抜群です。1週前に武豊騎手とCWコース、最終追いはPコースで総仕上げはこの馬の必勝パターン。ここへ来ての上積みはそこまでですが、引き続き高いレベルで好状態をキープできていると見て良いでしょう。
ベラジオオペラ(牡4、上村洋行厩舎)
12/18(水)栗東・CW(良)7F99.3-6F82.8-5F68.1-4F53.0-3F37.2-1F11.3(馬なり)
上村調教師自らが騎乗し、栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬セオを3馬身追走し、長めに追われて折り合いに専念。徐々にペースを上げて半マイル過ぎで1馬身差まで詰めると、直線は内からラスト1F11秒3の脚で並びかけて併入しました。1週前は横山和生騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて7F95.6-1F11.2の好時計をマークして最先着でゴール。時計は自己ベスト更新、ラスト2Fは11.0-11.2の好ラップで、併せ馬にも大きく先着と申し分ない内容です。前走は整わないままでの参戦でしたが、ジャパンCをパスして今回はじっくりと立て直されてきました。前走以上の好状態で臨めると見て良いでしょう。
レガレイラ(牝3、木村哲也厩舎)
12/18(水)美浦・W(良)6F84.6-5F68.6-4F53.6-3F38.9-1F11.4(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に美浦のWコースで3頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ルージュサリナスと同じく3歳1勝クラスのカーペンタリアの間でスムーズに折り合い、しまい重点に追われてラスト1Fは11秒4の脚で伸びて外カーペンタリアと併入、内ルージュサリナスには1馬身先着しました。1週前はWコースで2頭併せを行い、7F96.1-1F11.7をマークして先着。日曜の坂路でもしまいは11秒6と今回は攻めた追い切りを消化してきています。間に合わせるための追い切りと捉えることもできそうですが、いずれも中身は良いためプラスと判断したいと思います。