暮れの2歳王者決定戦「ホープフルS」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。

クロワデュノール（牡2、斉藤崇史厩舎）

12/18（水）栗東・CW（良）6F85.6－5F67.9－3F36.4－1F11.4（馬なり）

北村友一騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。2歳未勝利の僚馬デュジャックと2歳新馬のビゾーを先行させ、前半はゆったりとした流れの中折り合いに専念。3～4コーナーでペースが上がっても余裕はたっぷりで、直線で気合を付けられるとラスト1F11秒4の脚で交わして最先着でゴールしました。向正面ではしっかりと我慢ができており、後半のペースアップにもしっかりと対応。しまいの伸びも申し分なく、好状態でレースに臨めると見て良いでしょう。

マスカレードボール（牡2、手塚貴久厩舎）

12/18（水）美浦・W（良）6F85.0－5F69.8－4F54.2－3F38.8－1F11.9（馬なり）

戸崎圭太騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬フロムナウオンと併せ馬を行い、直線は内からラスト1F11秒9の脚で伸びて併入しました。長めから追われて折り合いをしっかりと確かめる内容の追い切りを消化。気性面で難しい部分が出てきているものの、直線で並びかけてからはギアが入って良い伸び脚を見せました。2週前もWコースで長めに追われ、9Fからは129秒4、6Fからは82.7－1F11.9としまいは一杯に追われて好時計をマーク。タフな内容の追い切りが続いていますが、課題である折り合い面に焦点を当てた追い切りを消化してきている点は好感が持てます。

マジックサンズ（牡2、須貝尚介厩舎）

12/18（水）栗東・CW（良）6F79.1－5F64.8－4F50.5－3F38.5－1F11.6（一杯）

佐々木大輔騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。2歳1勝クラスの僚馬リアライズオーラムを2馬身先行させ、前半から比較的速いラップを刻んで追走。それでも4コーナーでは良い手応えで外から差を詰めていき、ラスト2Fは11.3-11.5の好ラップを刻んで併入しました。先月末に帰厩してからも初っ端からCWで6F82.2-1F11.4としっかり動けており、中間の気配は良好。騎手が跨った今週はスイッチが入った様子で、万全の態勢を印象付けています。