中央は28日で締めますが、地方は31日まで開催。正真正銘今年最後のG1を飾るのは、29日に開催される「東京大賞典」となります。今年最後のG1ホースは果たしてどの馬か?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ウシュバテソーロ(牡7、高木登厩舎)
前走のBCクラシック・10着から巻き返しを狙うウシュバテソーロ。前走は後方2番手から追走し末脚にかけるも、前が有利になる展開と直線の短さで届ききらず10着に大敗しました。東京大賞典は2022~2023年を勝利しており、実力を発揮しやすい得意コースに戻る今回は巻き返しの期待十分でしょう。海外帰り初戦という中で、陣営は精神面の強化をはかるため追い切りからブリンカーを着用を発表。適性については申し分ありませんが、状態面については慎重に見極めたいところです。
フォーエバーヤング(牡3、矢作芳人厩舎)
前走のBCクラシック・3着から参戦するフォーエバーヤング。今春はサウジダービー、UAEダービーを連勝し、ケンタッキーダービー・3着、BCクラシックで3着と、海外のダートG1戦線で大活躍しています。10月のジャパンダートクラシックもしっかりと勝ちきっており、同じ条件のここはベスト舞台。国内戦は4戦4勝と負け知らずの成績で、主戦騎手の坂井騎手が継続騎乗と条件も申し分ありません。今月13日には帰厩後初時計で4F54.8-1F12.8をマークし、1週前には6F80.6-1F11.5の好時計をマークとここまでの臨戦過程は順調で、好状態をアピールできている点は魅力です。
ウィルソンテソーロ(牡5、高木登厩舎)
ウィルソンテソーロは昨年2着の雪辱を果たすべく今年も参戦。昨年はまさかの積極策がハマり2着に激走しましたが、果たして今年はどんな競馬を見せてくれるのか。秋は海外遠征も含めて3戦しており、疲労度も気がかりです。それでもJBCクラシック・1着、中央のチャンピオンズC・2着とハイレベルな2戦で結果を出しており、やはり実力はメンバー上位。暮れの大一番を勝ちきって、堂々の主役で今年を締めくくれるかに注目です。