【東京大賞典2024予想】フォーエバーヤング確勝級、問題は“相手選び”

主役はBCクラシック・3着から参戦するフォーエバーヤング。デビュー戦快勝後は怒涛の重賞4連勝を果たし、サウジダービー・1着、UAEダービー・1着、ケンタッキーダービー・3着、BCはクラシック・3着とハイレベルは海外G1戦線でも活躍。今年はジャパンダートクラシックも快勝し、同世代では国内で向かうところ敵なしといった状況だ。

砂の深さが変わって時計も出やすくなっている今の大井の馬場がどうかという不安はあれど、ここは実力を考えれば問答無用でフォーエバーヤング本命で間違いないだろう。

問題は相手選び。BCクラシック・10着から参戦するウシュバテソーロは陣営から状態面の不振を匂わせるコメントが出ており、前走の大敗も考えると地力上位も信頼度は低め。ジャパンダートクラシック・4着から参戦するラムジェットは、18kg増と万全な状態ではなかったものの、フォーエバーヤングから1秒4も離されては勝負付けは済んだと見る。デルマソトガケ、クラウンプライドあたりも魅力はあるが、やはり近走の内容からここでは通用しないと判断。

対抗の最有力候補としては今回注目しているのは、チャンピオンズC・2着から参戦するウィルソンテソーロだ。

昨年の3月から12戦連続で重賞レースを走っており、成績は【4-5-0-3】と安定感は抜群。昨年の東京大賞典でも勝ち馬ウシュバテソーロとは半馬身差、前走のチャンピオンズCでもレモンポップとはタイム差なしの2着に好走。国内外のどんな競馬場でも堅実にしまいの脚を伸ばして上位争いを演じており、逃げの競馬も可能とまさに変幻自在だ。

転厩して直ぐ実力を発揮できるかという懸念はあるが、安定感の高さがウリの同馬なら不安も少なめ。むしろ海外遠征含めて秋4戦目という点が気がかりだ。その全てでしっかりと脚を使っており、疲労が出始めきても不思議ではない。

状態面については慎重になる必要があるが、問題が見られないようであれば対抗馬として有力視したい。