JRAは26日、J.モレイラ騎手に短期騎手免許を交付した。免許期間は9月29日(土)から10月28日(日)。身元引受調教師は堀宣行師(美浦)、契約馬主は吉田和子氏となる。
モレイラ騎手は今年の夏にも7月28日から8月24日に短期免許で来日しており、今年は二度目の短期免許での来日となる。その際はキーンランドCをナックビーナスで優勝しており、JRAで初の重賞制覇を果たしたばかりだ。
9月30日に中山競馬場で行われるスプリンターズSではさっそくナックビーナスとのコンビで参戦する予定となっており、重賞連勝に期待がかかる。さらに、10月21日に京都競馬場で行われる菊花賞ではグロンディオーズに、28日に東京競馬場で行われる天皇賞秋ではサングレーザーに騎乗予定となっており、秋のG1戦線でも活躍が期待される。
また、モレイラ騎手は今秋行われるJRA騎手免許試験の一次試験(筆記は英語での受験も可能)を受ける予定となっており、合格すれば日本語で行われる翌年1月の二次試験へ進むことになる。そこも突破すれば、外国人騎手としては2015年のM.デムーロ騎手とC.ルメール騎手に続く、3人目となる通年免許獲得となる。
香港のファンやメディアからは“雷神”と呼ばれ、数々の記録や功績を残してきたことから“マジックマン”という異名が付けられるなど、たくさんの人々に親しまれてきたモレイラ騎手。そんな超大物ジョッキーのJRA移籍は実現するのか、今後の動向が注目される。