【フェアリーS予想2025】素質上位のシホリーン、舞台替わりは大歓迎

主役は名牝アーモンドアイの姪となるシホリーン。

中山1600mのデビュー戦は2着に敗れたが、2歳コースレコードをマークした勝ち馬のファンダムは先週のリステッド・ジュニアCで強い勝ち方をしており、同馬と0秒1差なら悲観する必要はなし。中2週で臨んだ同舞台の未勝利戦をしっかりと勝ちきり、初重賞戦となったアルテミスSでも4着に好走。タイム差なしの3着に好走しているショウナンザナドゥは、その後の阪神JFで0秒5差の4着に好走していることからも、力は上位と見て良いだろう。

前走は長い直線の東京マイルだったが、今回の舞台はデビュー戦と未勝利戦で走った中山マイル。立ち回りと抜け出し方がいかにも中山向きという印象で、ここは前走以上のパフォーマンスが期待できよう。

デビュー戦と未勝利戦はルメール騎手、前走は菅原騎手と鞍上は替わっているが、乗り難いタイプという印象は薄い。今回は横山武史騎手と初コンビとなるが、1週前には美浦のWコースで6F82.7-1F12.2をマーク。速い時計は出していないが、折り合いはスムーズで騎手とのコンタクトは良好。まだ目一杯走っていないだけに上積みも見込めるだろう。舞台のV歴も大きなアドバンテージで、好状態キープで臨めるなら引き続き高いパフォーマンスが期待できそうだ。

父はモーリス、母パンデリング、母の父キングカメハメハという血統で、おばにはG1・9勝の実績が光る名牝・アーモンドアイもいる。昨年のセレクトセール1歳で8800万円(税抜)で取引された素質馬で、クラシック戦線でも見たい1頭だ。