【JRAフェアリーステークス2025】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

中山競馬の日曜メインはうら若き明け3歳牝馬が激突するマイル重賞「フェアリーS」です。中山マイルの牝馬限定といかにも荒れそうな条件に加え、まだキャリアの浅い馬も多く、陣営も手探り状態で出走させるパターンが多いため波乱決着も多いレースです。高配当を狙った馬券でビッグなお年玉に期待してみるのも面白そうです。ということで、今回は過去10年間のデータをもとにフェアリーSの傾向を探っていきたいと思います。

■穴馬の選出が必須の“波乱”レース

人気は「3番人気」が最多の4勝を挙げており、勝利数は断トツです。ただ、「1番人気」は0勝、「2番人気」は1勝となっており、上位2頭の人気馬の勝率は低めです。下位人気を見ますと「6~9番人気」は勝利数こそ0回と少ないですが、2・3着が6回ずつと2着までは高頻度で絡んできています。「7番人気」は3着4回、「8番人気」は2着2回、「10番人気」が1勝、「11番人気」が2勝と人気薄が上位人気並みの成績を挙げております。三連単の配当が10万円以上だったのは過去10年で5回と多く、波乱傾向はかなり強め。穴馬からも十分勝負できそうなレースと言って良いでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 0 2 0 8
2番人気 1 0 0 9
3番人気 4 0 1 5
4番人気 0 1 1 8
5番人気 2 0 2 6
6~9番人気 0 6 6 28
10番人気以下~ 3 1 0 64
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
2.0~2.9倍 0 1 0 4
3.0~3.9倍 0 0 0 3
4.0~4.9倍 1 1 0 4
5.0~6.9倍 2 0 1 12
7.0~9.9倍 3 1 1 10
10.0~14.9倍 1 3 6 11
15.0~19.9倍 0 3 2 7
20.0~29.9倍 0 1 0 13
30.0~49.9倍 3 0 0 20
50.0~99.9倍 0 0 0 16
100.0倍以上 0 0 0 28
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2015 68,300 円 482,170 円
2016 9,750 円 79,270 円
2017 20,000 円 275,620 円
2018 5,150 円 46,640 円
2019 5,410 円 54,740 円
2020 8,320 円 93,230 円
2021 9,640 円 120,220 円
2022 3,440 円 39,100 円
2023 48,190 円 517,430 円
2024 17,220 円 157,970 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 シホリーン 3.1
2 エリカエクスプレス 3.8
3 レイユール 7.5
4 ホウオウガイア 10.9
5 ニシノラヴァンダ 15.6
6 アイサンサン 17.8
7 ジャルディニエ 21.3
8 ミーントゥビー 25.6
9 ジョリーレーヌ 29.9
10 ティラトーレ 33.4
11 エストゥペンダ 36.7
12 プリンセッサ 41.3
13 マイスターヴェルク 44.7
14 キスアンドクライ 48.9
15 ミラーダカリエンテ 51.3
16 ルージュミレネール 54.6
17 ハードワーカー 57.7
18 モルティフレーバー 58.8
19 パーリーラスター 65.5
20 ネーブルオレンジ 67.9
21 レモンバーム 87.8
22 カリーン 90.2
23 キタノクニカラ 108.1
24 キョウエイボニータ 123.7
25 ホリーアン 135.2
26 ザローズハーツ 167.7

■枠はフラットな傾向&「差し」が好成績

コースは中山の芝1600mを使用。枠は「1・7・8枠」が2勝ずつを挙げており、連対数は「2枠」と「8枠」が最多、3着内は「1枠」が最多となっています。どの枠もまんべんなく好走しており、枠についてはフラットに近い見方で見ても問題はないでしょう。

脚質は、最多の6勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「差し」が断トツです。「先行」は勝利数が1回のみと不振ですが、「逃げ」が3勝を挙げており逃げ切りは目立っています。「差し」が中心となるレースですが、「逃げ」候補には注意が必要です。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 2 0 5 12
2枠 1 3 0 15
3枠 1 1 2 16
4枠 1 2 1 16
5枠 1 2 0 17
6枠 0 0 0 20
7枠 2 0 2 16
8枠 2 2 0 16
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 3 0 1 11
先行 1 4 2 29
差し 6 5 5 45
追い込み 0 1 2 43

■馬体重の増減はフラット

馬体重の増減は、「-9~-4kg」「-3~+3kg」「+4~+9kg」それぞれが3勝を挙げており、馬体重の増減に極端な傾向は見られません。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 1 1 9
-9~-4kg 3 2 5 27
-3~+3kg 3 2 2 57
+4~+9kg 3 4 2 28
+10~+19kg 1 1 0 6
+20kg~ 0 0 0 1
今回減 4 4 6 58
同体重 1 0 1 14
今回増 5 6 3 56

■前走「重賞組」がやや不振

前走レースは、「未勝利」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。この時期の3歳重賞なら当然と言えるデータのため参考レースとしての重要度はそこまで高くなさそうですが、阪神JFやアルテミスSなど重賞組がそこまで好走しておらず、キャリアが浅いながらも新馬・未勝利戦を勝ち上がってきた上昇度の高い馬の方が好走している印象です。

前走着順は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。新馬・未勝利を勝ち上がってきた馬の参戦が多いので、こちらも前走レース同様参考にはなりにくいデータです。ただ、前走で「6着以下」だった馬も4勝を挙げており、前走で掲示板外に敗れた馬にも十分な警戒が必要と言えます。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
未勝利 4 2 2 29
赤松賞 2 2 1 11
アルテミスステークス 1 0 1 10
阪神ジュベナイルフィリーズ 1 0 0 10
ひいらぎ賞 1 0 0 5
ラジオNIKKEI杯京都2歳S 1 0 0 0
黒松賞 0 2 0 2
1勝クラス 0 1 0 8
白菊賞 0 1 0 2
葉牡丹賞 0 1 0 1
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 1 0 0 11
G2 0 0 1 3
G3 2 0 1 14
重賞 0 0 0 1
リステッド/オープン 0 0 0 4
1勝クラス 3 8 1 45
新馬・未勝利 4 2 7 48
地方 0 0 0 2
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 5 5 7 53
2着 0 2 1 6
3着 1 1 1 8
4着 0 1 0 8
5着 0 0 0 6
6~9着 2 1 1 25
10着以下~ 2 0 0 22

■騎手はフラットな傾向

騎手は、2勝以上を挙げている騎手はおらず、極端な傾向は見られません。騎手についてはフラットな目線で予想しても良さそうです。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
戸崎圭太 1 2 1 3
石橋脩 1 2 0 2
丸田恭介 1 1 0 1
丸山元気 1 0 1 2
C.ルメール 1 0 0 4
M.デムーロ 1 0 0 2
柴田大知 1 0 0 2
杉原誠人 1 0 0 1
黛弘人 1 0 0 1
西村淳也 1 0 0 0