【JRA日経新春杯2025】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

今週は長距離古馬ハンデ重賞「日経新春杯」が中京競馬場で開催されます。大舞台を見据えた実績馬と新興勢力が激突する名物ハンデ重賞です。例年京都で開催されていますが、今年は中京競馬場で開催。今回は中京で開催された2021~2023年の3回分を含めた過去10年間のデータをもとに日経新春杯の傾向を探っていきたいと思います。

■「1・2番人気」が堅実

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多。3着内の回数は「1番人気」と「4番人気」が最多タイとなっています。勝ち馬は10頭中8頭が「3番人気以内」から出ており、勝ち馬は3番人気以内から選ぶのがよさそうです。また、2着馬も10頭中7頭が「5番人気以内」となっており、2着までは堅実に決まる傾向です。ただ、2021年は上位人気が飛んで二桁人気馬を含む伏兵同士の決着となり三連単で96万馬券、2020年は二桁人気馬が3着に逃げ粘って三連単で11万となるなど、近年は穴馬の激走が目立っています。3連系の馬券で挑むなら、穴馬の選出は必須と言えそうです。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 4 2 0 4
2番人気 3 1 0 6
3番人気 1 0 2 7
4番人気 0 2 4 4
5番人気 0 2 0 8
6~9番人気 2 0 3 35
10番人気以下~ 0 3 1 52
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 0 1 0 0
2.0~2.9倍 2 1 0 1
3.0~3.9倍 2 0 0 3
4.0~4.9倍 3 1 0 5
5.0~6.9倍 1 2 3 10
7.0~9.9倍 0 2 3 10
10.0~14.9倍 1 0 1 9
15.0~19.9倍 1 1 1 6
20.0~29.9倍 0 0 0 11
30.0~49.9倍 0 1 1 15
50.0~99.9倍 0 1 1 15
100.0倍以上 0 0 0 31
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2015 19,580 円 200,130 円
2016 1,260 円 6,550 円
2017 1,230 円 5,040 円
2018 2,720 円 37,240 円
2019 1,950 円 10,530 円
2020 3,680 円 110,680 円
2021 108,870 円 961,790 円
2022 1,460 円 26,610 円
2023 13,440 円 96,330 円
2024 2,890 円 13,230 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ヴェローチェエラ 3.1
2 ホールネス 5.1
3 メイショウタバル 6.8
4 ロードデルレイ 8.8
5 ショウナンラプンタ 11.2
6 サトノグランツ 15.6
7 バトルボーン 18.9
8 キングズパレス 21.2
9 タッチウッド 25.6
10 マイネルエンペラー 27.7
11 サンライズアース 33.4
12 ヴェルトライゼンデ 39.7
13 サリエラ 46.7
14 ケイアイサンデラ 74.4
15 マイネルメモリー 97.1
16 エヒト 147.7
17 グランスラムアスク 165.7
18 プラチナトレジャー 231.7

■「1枠」と「8枠」が不振&スタミナある先行馬を注視

コースは中京の芝2200mを使用。「枠番」と「脚質」については中京の傾向に焦点を当て、中京で開催された2021年から2023年の過去3回分のデータをまとめました。

枠は「2・5・7枠」が1勝ずつを挙げており、連対数は「2枠」、3着内は「2・3・6・7枠」が最多となっています。数が少なく傾向は見えにくいですが、最内の「1枠」と大外の「8枠」はいずれも3着内が0回となっており、極端な枠が不振です。

脚質は「先行」が最多の2勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多となっています。中京の2200mはアップダウンがありラストの急坂も相まってスタミナを要するコースです。前目の位置からロスなく進められて、しぶとく末脚を伸ばせるタイプの先行馬を注視しておきたいところです。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 0 5
2枠 1 1 0 3
3枠 0 1 1 4
4枠 0 0 0 6
5枠 1 0 0 5
6枠 0 1 1 4
7枠 1 0 1 4
8枠 0 0 0 6
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 0 0 3
先行 2 1 1 10
差し 1 1 1 11
追い込み 0 1 1 13

■ハンデが「55kg」の馬に注目

ハンデは、最多の4勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「55kg」に注目です。馬体重の増減は、最多の6勝を挙げている「+4~+9kg」に注目です。

ハンデデータ
ハンデ 1着 2着 3着 4着以下
~50kg 0 0 0 4
51kg 0 0 1 4
52kg 1 1 1 8
53kg 1 1 0 12
54kg 1 2 1 20
55kg 4 3 1 27
56kg 1 2 3 19
56.5kg 0 0 1 0
57kg 1 1 0 11
57.5kg 0 0 1 3
58kg 0 0 1 7
58.5kg 0 0 0 1
59kg~ 1 0 0 0
馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 1 0 1
-9~-4kg 0 2 1 13
-3~+3kg 2 5 5 44
+4~+9kg 6 1 1 36
+10~+19kg 2 1 2 20
+20kg~ 0 0 1 2
今回減 0 6 3 23
同体重 2 1 2 16
今回増 8 3 5 77

■「4歳」が好成績

年齢は「4歳」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多で断トツの好成績です。とくに勝ち馬は「4歳」から狙ったほうが良さそうです。性別は、10勝を挙げている「牡馬」が中心となります。所属は「栗東」が8勝を挙げており、関西馬が中心となります。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 6 4 2 19
5歳 2 2 4 21
6歳 2 4 4 32
7歳 0 0 0 24
8歳以上 0 0 0 20
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牡馬 10 8 10 98
牝馬 0 2 0 9
セン馬 0 0 0 9
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 2 0 3 25
栗東 8 10 7 91

[該当馬] 4歳馬

  • ヴェローチェエラ
  • サンライズアース
  • ショウナンラプンタ
  • メイショウタバル

■前走レースが「菊花賞」だった馬に注目

前走レースは「菊花賞」「グレイトフルS」「東京優駿」の3レースが最多タイの2勝ずつを挙げています。中でも菊花賞は連対数と3着内も最多となっており、参考レースとしての重要度は最も高そうです。

前走着順は、「6着以下」だった馬が5勝を挙げており、前走からの巻き返しを果たすケースが目立っています。基本的には前走で馬券圏内だった馬が好走する傾向にありますが、勝ち馬に関しては前走大敗馬からも出るという見方をした方が良さそうです

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
菊花賞 2 1 2 10
グレイトフルステークス 2 1 0 5
東京優駿 2 0 0 0
金鯱賞 1 0 1 1
ジャパンカップ 1 0 0 7
京都大賞典 1 0 0 3
関ケ原ステークス 1 0 0 0
オリオンステークス 0 1 2 3
中日新聞杯 0 1 1 15
アルゼンチン共和国杯 0 1 0 15
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 5 2 2 27
G2 2 1 3 23
G3 0 2 1 34
リステッド/オープン 0 1 1 18
3勝クラス 3 3 2 12
2勝クラス 0 1 1 2
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 1 4 2 8
2着 0 0 2 10
3着 1 1 2 5
4着 1 2 0 5
5着 2 1 0 3
6~9着 4 1 2 37
10着以下~ 1 1 2 48

[該当馬] 前走が菊花賞だった馬

  • ショウナンラプンタ(4着)
  • メイショウタバル(16着)

■騎手は「M.デムーロ」と「川田将雅」に注目

騎手は2勝ずつを挙げている「M.デムーロ」と「川田将雅」の2名の騎手に注目です。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
M.デムーロ 2 1 0 3
川田将雅 2 0 1 5
池添謙一 1 1 0 4
岩田康誠 1 1 0 1
和田竜二 1 0 0 5
菅原明良 1 0 0 0
D.イーガン 1 0 0 0
団野大成 1 0 0 0
酒井学 0 1 1 1
坂井瑠星 0 1 0 3

[該当馬] M.デムーロ騎手と川田将雅騎手の騎乗予定馬

  • キングズパレス(M.デムーロ)
  • ヴェローチェエラ(川田将雅)