今週は貴重なダートG2「プロキオンステークス」です。ダート路線で飛躍を期す馬が火花を散らす、ハイレベルなダート重賞です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
サンライズジパング(牡4、音無秀孝厩舎)
前走のチャンピオンズC・6着から巻き返しを狙うサンライズジパング。悲願のG1初Vとはなりませんでしたが、ダート重賞2勝の実績は上位です。脚質としては控えて脚を溜め、長く良い脚を使って差し切る競馬スタイル。前走のチャンピオンズCは6着敗退も、後方追走から他馬よりも大きく外を回してのもので、内前で立ち回れていれば結果は違っていたかもしれません。近走は安定してしぶとい脚を使って上位争いを演じることが出来ているので、今回のメンバーでも勝ち負けの期待十分でしょう。
ドゥラエレーデ(牡5、池添学厩舎)
前走のチャンピオンズC・3着から参戦するドゥラエレーデ。ある程度好位に付けていくスタイルの競馬が基本でしたが、前走は後方で控える競馬を選択。それでも最内でしっかりと脚を溜め、最後はインを突いて3着に好走と強い競馬を見せてくれました。プロキオンSと同じ中京1800mで開催されているチャンピオンズCは2023年、2024年と2年連続で3着に好走しており、コース適性も問題なし。テン乗りで騎乗する川田騎手とのコンビがどうかという懸念もありますが、乗り替わりで極端にパフォーマンスを落とすタイプでもないので、大きく割り引く必要もなさそうです。
オメガギネス(牡5、大和田成厩舎)
前走のみやこS・10着から巻き返しを狙うオメガギネス。スタートで出遅れた上に外を大きく回すロスがあり、直線は見せ場なく10着敗退と、不完全燃焼に終わった一戦でした。内で器用な競馬ができるタイプで、速いラップの中で外を回す競馬では力を発揮できず。2走前の中京1900mのシリウスSでは59kgを背負って好位から2着に粘り込んでおり、地力自体は上位と言えます。出遅れなどの不安はありますが、ミスやロスがなければ勝ち負けでしょう。