9日、2015年の有馬記念を制したゴールドアクター(牡7、中川公成厩舎)が現役を引退することが明らかになった。同馬を管理する中川調教師により発表された。
近日中には競走馬登録が抹消され、今後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっている。種付け料は50万円となる見通し。
ゴールドアクターは2013年11月に東京でデビュー。菊花賞で3着に入着すると、同年のアルゼンチン共和国杯を制し重賞初制覇を達成。続く有馬記念を勝利し、G1初制覇を果たした。翌年の2016年は日経賞とオールカマーを制して重賞4勝を達成。その後は同年の有馬記念で3着、2017年の宝塚記念で2着と健闘。しかし、今年は3戦していずれも二桁着順に敗れるなど大敗が続いていた。
引退の理由については、同馬を管理する中川師は「気持ちが戻らなかったみたい。」とコメントしており、競走馬として精神的能力が失われた点があげられている。
ゴールドアクターは父スクリーンヒーロー、母ヘイロンシン、母父キョウワアリシバという血統。通算成績は24戦9勝 (9-3-2-10)。うち重賞は4勝。ゴールドアクター号、お疲れ様でした。