2月最初の重賞は名物マイル重賞の「東京新聞杯」です。マイル路線の古馬はこのレースから大舞台へ向けて駒を進めることが多く、今後のマイルG1戦線を占う上でも欠かせないレースと言えます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ブレイディヴェーグ(牝5、宮田敬介厩舎)
前走のマイルCS・4着から参戦するブレイディヴェーグ。惜しくも馬券圏内は逃しましたが、荒れ馬場と初のマイルへ戸惑いながら0秒4差の4着なら悲観する必要はないでしょう。存分に末脚が生かせる東京コースなら差しきれるはずです。引き続きマイル戦となりますが、懸念は距離よりも脚質。展開に左右されるタイプの馬であるが故にリスクもある馬です。それでもG1で勝ち負けになる能力の高い馬で、ここでも当然勝ち負け期待です。
ボンドガール(牝4、手塚貴久厩舎)
前走の秋華賞・2着から参戦するボンドガール。レースは1000m通過が57秒1、後半60秒のハイペースを後方から追走し、上がり3Fは最速の34秒1の末脚で2着に好走。速い流れの瞬発力勝負でもしっかりと前を捉えて上位に食い込む強い内容でした。デビュー戦以来勝ち星を挙げられていませんが、重賞は6戦して【0-4-1-1】と安定しており、近走はますます末脚に磨きがかかってきた印象。主戦の武豊騎手とのコンビで、初タイトル獲得を目指します。
ジオグリフ(牡6、木村哲也厩舎)
前走のBCマイル・5着から参戦するジオグリフ。3歳時に勝利した皐月賞以降勝ち星を挙げることは出来ていませんが、昨年は中山記念・3着、札幌記念・2着とG2でも上位に食い込む実力者です。カギとなるのは何と言っても距離。1600mは【0-0-0-4】と結果を出せておらず、今回も課題となるでしょう。キレ味勝負になりやすい東京コースではどうかという懸念はありますが、上がりがかかれば勝負になるはず。この後安田記念を目指すなら、ここで結果を出しておきたいところでしょう。