【弥生賞2016予想】中山ならエアスピネルか?

6日(日)の中山メインレースは第53回弥生賞が開催。皐月賞のトライアルレースとして行われる当レースは、本番と同じ中山の芝2000mで争われる。過去に弥生賞を制した馬には、2010年の皐月賞馬・ヴィクトワールピサや、クラシック二冠のダービー馬・ロジユニヴァースがおり、後のクラシック戦線を占う意味で注目の一戦となっている。

今年の弥生賞も2頭のクラシック有力候補が注目を集める。朝日杯FSを優勝して2歳王者に輝いたリオンディーズと同競走2着馬のエアスピネルだ。朝日杯FSでは直線一気で優勝したリオンディーズが今回も頭角を現し無傷で皐月賞へ向かうのか、それとも前人未到のJRA・G1完全制覇を阻止された武豊騎手が手綱を握るエアスピネルがリベンジを果たすのか。エアスピネルが前走完璧な競馬してみせただけに、差し切ったリオンディーズの強さがいっそう目立つ形となった。

器用さが要求される中山ならエアスピネルに分があるか?

爆発力ではリオンディーズに劣るがエアスピネルには操縦性の高さや起用さがある。今回の舞台は器用さが要求される中山コースだ。コーナーの数が増え、直線も短くなり、コースも狭くなる中山なら、脚質からも安定感や展開に左右されにくいエアスピネルに分があるか。前走JRA・G1完全制覇を阻止された武豊騎手もこのまま負けっぱなしでいるわけにはいかないだろう。いずれにせよ、クラシックへ弾みををつけたい世代トップクラスの2頭の再戦は今回の最大の見どころと言えるだろう。

2頭以外にも新馬戦、若駒Sと2連勝をあげているマカヒキや、ここと同条件の寒竹賞を勝っているタイセイサミットなども上位進出を狙う曲者だ。皐月賞の主役がかかった同競走はアツくなること間違い無しだ。