NHKマイルCの初代王者であり、存命するG1馬で最高齢であった名馬・タイキフォーチュンが亡くなったことが明らかになった。22日、引退馬協会が発表した。32歳だった。
2月21日に繋養先の本桐村田牧場で倒れ、スタッフがサポートするも立ち上がることが出来なかった。呼吸が乱れ、心拍数も上昇したため、苦痛を長引かせないよう獣医師により安楽死の処置が行われた。
タイキフォーチュンは1995年11月にデビューしたシアトルダンサー産駒。翌年1996年の毎日杯を制し重賞初制覇を果たすと、続くNHKマイルCを快勝しG1初勝利を達成。NHKマイルカップ初代王者に輝いた。
その後は勝ち星に恵まれなかったが、1996年のジャパンC・6着、1997年のスプリングC・4着など幅広く活躍。1997年のジャパンC・14着がラストランとなった。引退後は種牡馬となり、功労馬となってからはファンに愛されながら余生を過ごしていた。
タイキフォーチュン号のご冥福をお祈りします。