2016年フェブラリーステークス勝ち馬のモーニンがJBCスプリントへ初挑戦する。フェブラリーS以来しばらく勝ち星に恵まれず低迷を続けていたが、今年に入りオープンのコーラルステークスへ出走し、ここで実に2年ぶりの勝利を手にすると、先月は韓国コリアスプリントへ遠征しG1勝利も成し遂げた。

肝心のコリアスプリントのレベルに関して疑問符がつくことも多いが、昨年の勝ち馬グレイスフルリープが交流重賞で結果を残していることから、一定以上のレベルはあると見てもよいだろう。長きにわたる暗雲をようやく振り払い挑む今回は、鞍上にクリスチャン・デムーロを迎える予定となっている。

コンビでフェブラリーSを制覇したミルコ・デムーロの弟であるクリスチャンだが、騎乗スタイルは兄弟と言えども非常に異なる。兄ミルコと比べ堅実派のクリスチャンが今回初めて乗るモーニンをどう操るか、コリアスプリントからの凱旋を勝利で飾ることができるか見ものである。