【ファンタジーS予想2018】レーヴドカナロアここは通過点だ

札幌5Rのメイクデビュー札幌(芝・1500m)を2番人気で勝利したレーヴドカナロア(C.ルメール騎手)が、3日(土)に行われるファンタジーステークス(G2、京都・芝1400m)に出走予定する。

デビュー戦は中断から徐々に押し上げ、直線でしっかり前を捉えて差し切る競馬で快勝。アルママやアドマイヤスコールといった評判馬相手に見事デビュー戦を白星で飾った。

レーヴドカナロアは父ロードカナロア、母レーヴドスカー、母父Highest Honorという血統。父のロードカナロアは産駒ですでに重賞馬を7頭も輩出するなど、初年度から大いに活躍している。母のレーヴドスカーも、仔10頭が全て違う父で勝ち上がるなど繁殖牝馬としての実績は申し分ない。

鞍上は引き続きC.ルメール騎手の予定で、現在はG1・3連勝中と絶好調の騎手だ。新馬戦のレース後のコメントでは「いい馬ですごく乗りやすい。直線でいい脚を使ってくれた。4コーナーで少し物見をしていてまだ子どもだね。距離はピッタリ。マイルくらいがちょうどいいね。」と語り、幼さが残る点を指摘しながらも、好感触を掴んだ様子だ。

1500mのデビュー戦は3~4コーナーで大外をまわりながらの快勝だっただけにマイルが合う公算は高く、半姉レーヴディソールが2010年の阪神ジュベナイルフィリーズを制しているように、血統的な後押しも期待できる。

今回は1400mとなるが、適性が見込める本番へ向かうためにも、ここは通過点としたいところだろう。