3月9日(水)船橋競馬場で、第61回ダイオライト記念(JpnⅡ)が開催されます。ダート2400mという、最近では珍しくなったダートの長丁場で、適性がモノを言う一戦とも言えますが、2008、2009年連覇のフリオーソを最後に地方所属馬の優勝は途絶えていて、やはりJRA所属馬が断然優勢の傾向が続いています。
今年も昨年の覇者クリソライトを筆頭に、佐賀記念優勝のストロングサウザー、マイネルバイカ、クリノスターオーの4頭がスタンバイ。迎え撃つ地方勢は、2014年のNARグランプリ年度代表馬サミットストーン、マーキュリーC優勝のユーロビートあたりですから、今年も苦戦は免れそうにもない印象です。
JRA所属馬に目を移すと、まずはクリソライト。昨年の覇者でコース経験はもちろん、帝王賞2着など実績も一枚上。さらに、今回のJRA4頭の内でこの距離を走ったことがあるのはクリソライトだけであり、これはやはり大きなアドバンテージ。今回はJBC以来の一戦となりますが、昨年も3カ月振りでの快勝でしたから、大型馬でもポン使いOK。今年も少なくとも連対確保は間違いないでしょう。
問題は相手探し。JRAの残りの3頭は佐賀記念の再戦となり、素直に選べば勝ったストロングサウザーとなるわけですが、レースの中身が一番濃かったのは3着のクリノスターオー。今回が初めて2000m超のレースとなりますが、一旦は完全に下がってしまってから盛り返した前走3着は自身の復調を示すとともに、豊富なスタミナを示した一戦でした。あの内容なら2400は大歓迎のクチ。クリソライトに破綻があるとすれば、浮上するのはこの馬でしょう。