3月20日(日)中山競馬場では皐月賞トライアル、第65回スプリングS(GⅡ)が開催されます。新潟2歳Sの勝ち馬ロードクエストを筆頭に、2戦2勝のドレッドノータス、堀厩舎が送り出すディープ産駒マウントロブソンなど素質馬が揃いましたが、注目はアドマイヤモラール(牡3 美浦・上原厩舎)。
京王杯2歳S2着がありますが、収得賞金1,100蔓延では皐月賞出走は微妙なライン。ここは何が何でも3着内確保で優先出走権を取りに行かなければいけません。
前走の京成杯は、スローの流れを折り合いよく2番手追走。勝負どころで逃げ馬を掴まえに行った分、最後は後方の差し-追い込み勢に交わされましたが、内容としては十分すぎるものでした。父キンシャサノキセキ、母父ニホンピロウイナーとバリバリの短距離血統ですが、この馬は気性面から1600~1800あたりがベストの印象。姉のエフティマイアもフジキセキ産駒でしたが、オークス2着と距離の融通が効くタイプでした。
とにかくレースが上手いタイプだけに、中山芝1800はおそらくベスト舞台。最初のコーナーまでが短く、できれば内枠が欲しいところですが、ここは頭数も少なく、逃げ先行型もあまり多くないだけに、仮に外枠を引いたとしてもそれほど心配はないはず。フジキセキ系が強いというデータも後押しになります。
その他有力馬に比べ、本戦へ向けたスプリングSへの本気度、適正などから馬券妙味も手伝い、アドマイヤモラールは非常に注目度の高い馬となりそうですね!