今週末はJRAの阪神ジュベナイルフィリーズ以外にも香港・沙田(シャティン)競馬場で香港国際競走があるため、G1が合計5つ開催されます。その先陣を切るのが2400mの距離で行われる香港ヴァーズとなり、普段のメインレースよりも少し早い日本時間15時発走予定となっています。
香港ヴァーズと言えばオルフェーヴルの父としても知られるステイゴールドが引退レースとして選択し、悲願のG1勝利を達成したレースでもあります。
香港国際競走4レースは毎年のように日本からも挑戦者が絶えず、勝ち馬も多く輩出している日本馬とは親和性の高い海外レースで、今年も日本から参戦するためJRAでの馬券発売が行われます。
出走馬はリスグラシュー、クロコスミアのエリザベス女王杯1,2着コンビとなっており、牝馬2頭がどのような成績を残すか注目されます。過去24回をみると牝馬の勝利は4回のみでデータ的にはやや苦しいと言えるでしょう。
その他特筆すべきは短距離から中距離志向の強い香港競馬にあって2400mでの開催ということで例年地元馬より海外馬の活躍が目立つレースとなっており、香港馬の優勝がこれまでの24回で2度しかありません。
とは言え日本からも前述のステイゴールドに加え、一昨年のサトノクラウンの2頭の勝利があるのみですが、今年もフランスのヴァルトガイストやイギリスのミラージュダンサーなど、欧州の強豪が集まった香港ヴァーズで、日本が3本目の旗を立てることができるのかぜひご注目ください。