【朝日杯FS予想2018】雨予報あり、重馬場に強い血統は?

16日(日)は阪神競馬場で「朝日杯フューチュリティステークス」が開催。当日の天気は現在雨予報となっており、ただでさえキャリアの少ない2歳戦に加えて道悪と予想は難しさを増す一方だ。

少ないキャリアの中でも重たい馬場を走って好走している馬に注目するのはもちろんだが、今回は血統面も含めて重馬場適性が見込める馬をピックアップしてみた。

アスターペガサス(牡2、中竹和也厩舎)

アスターペガサスは2走前の函館2歳Sを勝利し、重賞初勝利を達成。続く京王杯では5着に入線。過去の3戦はいずれも良馬場開催だったが、函館を2勝しており力のいる洋芝での実績がある。血統は父Giant's Causeway、母R Heat Lightningという血統。Giant's CausewayはStorm Cat系のエースで、日本ではエイシンアポロン、スズカコーズウェイ、アンコイルドなど活躍馬を輩出している。馬格もあり、芝・ダートを問わない血統で、とくに母系のR Heat Lightningはダート色の強い血統だ。アスターペガサス自身も前走は馬体重500kgを上回ってきており、馬格はある。パワータイプなだけに道悪は走ってくれそうである。

ソルトイブキ(牡2、木原一良厩舎)

ソルトイブキは3戦1勝。全て京都コースを走っており、うち1戦は稍重で4着に入線している。血統は父ベルシャザール、母アイノココロという血統だ。父ベルシャザールは、クラシック不良馬場のダービーで3着に入線するなど重馬場は得意。さらに5歳からはダートへ転身しており、ジャパンカップダートを制すなどダート路線で活躍している。産駒もダート戦線で活躍している馬が多く、中央では未勝利も、地方では続々と勝利をあげている。後肢の蹴りが力強く、道悪は苦にしなそうなタイプに思える。将来ダート路線への転身も考えられるが、雨が降るならここはチャンスだろう。

ドゴール(牡2、黒岩陽一厩舎)

雨が降って重馬場となった新潟の新馬戦で、上がり最速35秒2を叩き出し、2着馬に2馬身半差をつけ快勝。前走のサウジアラビアRCでは勝ち馬に離されたが2着と善戦。血統は父サクラプレジデント、母ガイヤールという血統。父サクラプレジデントは、中山競馬場で開催されていた頃の朝日杯FSで2着の実積もある。クラシックでは雨が降る皐月賞でネオユニヴァースと接戦を繰り広げており、重馬場でもスピードの落ちない脚が魅力。ドゴールが見せた新馬戦の内容からも、道悪は歓迎材料なタイプの可能性が高い。父が果たせなかった舞台でG1初制覇となるかにも注目だ。