南関東の若手ジョッキー笹川翼が初のJRA参戦。

地方競馬の大井競馬場米田英世厩舎所属の騎手である笹川翼(ささがわ つばさ)は今週初の中央参戦を控える。7/26(日)に開催される福島11Rの福島テレビオープン(OP)にダイヤモンドダンス(牡6・堀千)に騎乗予定。

笹川は今年でデビュー3年目。デビュー年は43勝をあげ、NARグランプリ優秀新人騎手賞を受賞した期待のホープである。ダイヤモンドダンスには主戦の御神本訓史騎手や矢野貴之騎手に変わって3走前から騎乗しており、今回初の大舞台へ挑む。
芝コースでの出走は約1年ぶりということに加えてメンバーも強化と不安もあるが、新たな舞台へ向けた第一歩となる同レースでどのような走りをするのか注目したい。

大井と川崎にて真近で彼の騎乗を見たことがあるがやはり他の若手騎手に比べても上半身がブレずに安定しているのがわかる。下半身の柔らかさがあるから上半身を安定させることができるのだろう。そして直線では迫力のあるムチ入れで必死に馬をヤル気にさせる。勝ちたいという意思がビシビシと伝わる騎乗っぷりだったのを覚えている。

今年21歳になったばかりの一見大人しそうな青年だが、レースになるとまるで別人のようだ。これは今後の活躍を期待せざるを得ない。
地方からは岩田康誠騎手や内田博幸騎手といった大御所を筆頭に、大井出身の戸崎圭太騎手といった数々の名騎手が生まれてきている。次代のエースになりうる存在である笹川騎手の今後の活躍に期待をするとともにしっかりと応援していきたい。