【東京大賞典予想2018】ケイティブレイブ、ここはベストの舞台

2018年最後のG1となる「東京大賞典」が29日(土)、大井競馬場で開催される。今年の帝王賞を制したゴールドドリーム、昨年3着のケイティブレイブ、昨年2着馬サウンドトゥルー、JBCクラシック2着のオメガパフュームなど、好メンバーが揃った。

チャンピオンズCを制した3歳馬のルヴァンスレーヴは来年のフェブラリーSへ向かうことになってしまったが、なかなかの大物が揃った今年の東京大賞典。しかし、大井が舞台ならここは大井巧者のケイティブレイブに注目したい。

大井競馬場の成績は「1-3-1-0」と馬券圏内は100%。前走のチャンピオンズCでは11着と大きく着順を落としてしまったが、馬体重はデビュー以来最多で明らかに太め。調整不足だった感は否めない。今回しっかりと絞れていれば得意の舞台のここなら信頼度は高くなる。

1週前の追い切りでは、栗東の坂路で4ハロン53.3秒、ラスト12.8秒とまずまず。25日の追い切りでは坂路コースでの一杯に追われて53.4秒、ラスト12.1秒の好タイム。前走後は順調に調整が進んでいるので、あとはレース前の馬体重とパドックで最終的なチェックをしたい。

ゴールドドリームとケイティブレイブの2頭は、東京大賞典と同じ条件で行われる帝王賞の今年の1着・2着馬。ケイティブレイブの状態も注意は必要だが、チャンピオンズCを筋肉痛で回避したゴールドドリームはさらに用心したい。大井の成績は「1-0-1-1」と悪くないが、マイル~1800mあたりがベストという印象が強いだけに、懸念はケイティブレイブよりも強い。

やはりここは地方の2000m以上がベストのケイティブレイブを評価したい。大井の2000mはコースレイアウト的に、3~4コーナー中間からのロングスパートが要求されるため、瞬発力よりも長い持続性のあるスタミナが要求される。瞬発力は高いレベルのものをもっているゴールドドリームだが、今回の舞台は適性的にはケイティブレイブの方が上。ケイティブレイブは前目で競馬をする馬だが、帝王賞では後方からロングスパートで突き抜ける競馬を見せているように、前半無理せず長く脚を使う競馬は東京大賞典の舞台には合うだろう。

ということで、今年最後のG1はケイティブレイブが締めてくれると予想した馬券で勝負したい。他にも面白い馬は多数いるので、馬券的には広く買うつもりだ。