【函館2歳S】ブランボヌールが3馬身1/2差で文句なしの完勝!

7/26に開催された第47回函館2歳ステークス(G3)を制したのは単勝1番人気のブランボヌール(岩田康誠騎手)だった。

レース序盤は4番のメジェルダ(四位洋文騎手)、5番のドナルチア(池添謙一騎手)、14番のオデュッセウス(吉田隼人騎手)の3頭が先行し、メジェルダがハナを行く。ブランボヌールは10番手あたりの中団で構え、3コーナー手前くらいから徐々に外から追い上げる。4コーナー出口で中からと外から各馬が脚を上げてきて直線を向くと6頭ほどで横一線に。直線序盤はメジェルダがまだ1馬身ほど先頭を行くが、一番外からブランボヌールが一気に抜け出し先頭に立つと後続を寄せ付けずに3馬身1/2差をつけ完勝した。

2着には後方外から追い上げたメジャータイフーンが入着し、さらにクビ差の3着には先頭集団のすぐ後ろ5番手を追走していたヒルダが入着した。

ブランボヌールはこれで重賞初勝利をあげ、新馬戦に続いて2連勝をあげた。
新馬戦では狭い内を割ってきた岩田騎手の好騎乗が光った。今回も序盤は我慢して4コーナー手前から早めに仕掛けて直線をいい位置で迎えられた。前走に引き続き今回も岩田騎手の手綱捌きが光った。
その指示に反応良く応えるブランボヌールの操作性の高さと、最後の直線の弾けっぷりも高評価できる。直線が短く条件的に差しが厳しいコースでこれだけの格の違いを見せたのだから今後大舞台での活躍にも期待せざるを得ない。

ブランボヌールは一旦ノースヒルズへ放牧され、今後は状態次第ではもう1戦挟んで年末の阪神JF(G1)へ向けて調整を行う予定だ。函館2歳ステークスは早熟馬が勝つという傾向が強いと言われているが、無事に成長して今後も活躍していってくれることを願っている。