阪神は先週から桜は満開。桜も散り始める今週末は阪神競馬場で「第76回桜花賞」が開催される。注目はやはり昨年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を優勝してG1初制覇を果たしたメジャーエンブレム。前走のクイーンカップ(G3)では2着馬に5馬身差をつけて快勝し、2016年の始動戦を制した。
このままクラシック一冠目を獲りそうな勢いだが、相手にはシンハライト、レッドアヴァンセ、ラベンダーヴァレイ、キャンディバローズといったディープインパクト勢がズラリと並んでこれを拒む。とは言えトライアルを必死に叩き合っている他の馬たちとは違って余裕を持った勝ち方をしてきている。例年このように圧勝してきた馬もおらず、期待感は相当ある。
牡馬顔負けの豊富な筋肉量にマイル巧者、向かうところ敵なしか?
期待感を増幅させるのはなんといってもその立派な「馬体」。デビュー時から馬体の発達には目覚ましいものがあり、豊富な筋肉量に柔軟性のあるフォーム、さらに良質なバネと、メリハリのある馬体で立ち姿も迫力がある。阪神JFの時に比べて馬体もどんどん良くなってきている印象があり、一目で他馬と一線を画した筋肉量の豊富さがこの馬の強さの秘訣だろう。
さらにデビュー戦以来はマイル一本で来ていることもあって、マイルのスペシャリストとしても注目である。正直消す理由がない。ここまで堅い決着の重賞レースが続いているが、今回も逆らわずに素直にメジャーエンブレムから買うのが無難か。「絶対女王」のメジャーエンブレムの戴冠がかかったクラシック第一弾・桜花賞の発走は10日の15時40分からの予定。