ダートレースが目玉とされるアメリカのペガサスワールドカップは、今年から芝レースが追加となった。26日、アメリカのフロリダ州にあるガルフストリームパーク競馬場で、第1回目となる1マイル3/16(約1900m)の「ペガサスワールドカップターフ」が行われた。
優勝したのはI.オルティスJr.騎手が騎乗するブリックスアンドモルタル(牡5、C.ブラウン厩舎)。勝ちタイムは1:54.59(重)。
2馬身1/2差の2着には、W.ローダン騎手が騎乗するマジックワンド(牝4、A.オブライエン厩舎)が入着し、クビ差の3着にはL.デットーリ騎手が騎乗するデルタプリンス(牡6、J.ジャーキンス厩舎)が入着した。
勝ったブリックスアンドモルタルは父Giant's Causeway、母Beyond The Waves、その父Ocean Crestという血統で、G1はこれが初制覇。
日本からはF.ジェルー騎手が騎乗するアエロリット(牝5、菊沢隆徳厩舎)が参戦したが、9着に敗れた。日本産のハーツクライ産駒で米国に渡ったヨシダ(牡5、W.モット厩舎)は、6着だった。
ペガサスワールドカップデーは、高額賞金の大部分が馬主からの拠出により成り立つことが特徴とされる。馬主や関係者が出走枠購入のために支払う出走登録料は、ダートレースも芝レースもそれぞれ50万ドル(約5,500万円)となる。ダートレースの総賞金は、2017年は1,200万ドル(約13億2,000万円)、2018年は1,600万ドル(約17億6,000万円)だったが、2019年は900万ドル(約9億9,000万円)まで引き下げられた。また、出走登録料もこれまでは100万ドル(約1億1,000万円)だったが、今年は50万ドルとなり半額まで引き下げられた。