【京都記念2019予想】パフォーマプロミスやマカヒキなど、出走予定馬を考察

昨年大阪杯がG1に昇格したことで、その前哨戦として注目度が上がった「京都記念」。古馬中距離路線のトップホースの始動戦としても人気で、また、ドバイ国際競走へのステップレースとしての役割もある。今年も例年同様、国内外の大舞台へ向けてのステップとして数多くの有力馬が集結してきた。今回は上位人気が予想される3頭の有力馬を考察してみたい。

パフォーマプロミス(牡7、藤原英昭厩舎)

昨年は始動戦となった日経新春杯で重賞初制覇を果たし、好スタートを切ったパフォーマプロミス。秋初戦のアルゼンチン共和国杯も優勝し、重賞2勝目を挙げた。前走の有馬記念では14着と大きく着順を落としてしまったが、大きく崩れたのは宝塚記念・9着と有馬記念のG1・2戦のみ。G2では2勝、3着1回と安定した成績だ。また、末脚の切れ味は京都の舞台にも合いそうで、日経新春杯を勝っているようにコース適性もバッチリだ。前走は伏兵扱いだったが、ここでは力上位は明らか。巻き返しが期待される。

マカヒキ(牡6、友道康夫厩舎)

2016年のダービー馬マカヒキは、骨折で約9ヶ月の長期休養を経て、昨年8月の札幌記念(2着)で復帰。その後は天皇賞秋(7着)、有馬記念(10着)と凡走が続いているが、前走から300m短縮、坂のある中山から平坦コースの京都と舞台の条件は好転。京都記念は2017年にも出走しており、3着の実積がある。京都コースは3戦2勝、3着1回で3着内は100%と好成績。2016年にフランスで走ったニエル賞以来勝ち星を挙げれておらず、今年で6歳と衰えも懸念される年齢にもなってきたが、得意のコースで復活となるかに注目だ。

ステイフーリッシュ(牡4、矢作芳人厩舎)

昨年、京都新聞杯を制したステイフーリッシュ。今年は中山金杯から始動し、7番人気と伏兵扱いだったが、早めに動く積極策で2着に健闘。京都の2200mは昨年の京都新聞杯と同じコースだし、早めに動けるスタミナもあり、下り坂を利用したスパートがいきる京都コースは絶好の舞台と言えるだろう。主戦の藤岡佑介騎手は昨年の京都記念をクリンチャーで制しており、人馬ともに相性の良い舞台となる。「目標は大阪杯」と陣営はすでに発表しており、大舞台へ弾みをつけるためにもここは結果と内容が問われる一戦になる。

上記で挙げた有力馬以外にも、2017年のホープフルSを制したタイムフライヤーや、AJCC・6着から巻き返しを狙うダンビュライト、前走の日経新春杯4着のノーブルマーズなど、多士済々の顔ぶれがそろった。ここが始動戦となる馬も多く、注目の一戦となりそうだ。